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 長野駅と善光寺の中間地点に、十念寺というお寺があります。
 正式には、紫雲山頼朝院十念寺(しうんざん らいちょういん じゅうねんじ)と言います。

 このお寺はその名「頼朝」から想像がつくように、源頼朝(みなもとのよりとも)が開いたと伝えられるお寺です。「紫雲」とは、善光寺参りに訪れた源頼朝一行に、紫の雲に乗って、西の旭山の方から阿弥陀様が姿を現したということ。阿弥陀様は、頼朝一行に十念を授けました。十念とは、「なみあみだぶつ」を十回唱えることで、善光寺でもお朝事に参加すれば、参拝者が一緒に唱えます。

 その十念寺の境内には、立派な大仏堂があります。中には金色に輝く大仏様が安置されています。1799年、正道(しょうどう)上人によって建立されました。1995年に修理が行われたので新しく見えますが、200年以上昔からの大仏です。「出世大仏」と呼ばれます。

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 その出世大仏で、この4月1日から、毎朝、朝の「おつとめ」が始まりました。7時30分から、どなたでも参加できます。
 
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 門前町のお寺で、法要に参加して、すがすがしく1日を始めてみるのはいかがでしょうか。(小林竜太郎)

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 116 さよなら、桜坂・七曲り経由の路線バスにも書きましたが、2016年12月16日をもって、善光寺北側の桜坂を通るバスが廃止されました。

 桜坂の登り口には、その名のとおり「桜坂」というバス停がありました。とても素敵な名前のバス停ですよね。
 バスが通らなくなってからも、まだバス停は残されていました。
 (写真は、2017年2月4日撮影)

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 手書きの消えかけた「桜坂」の文字が年代を感じさせ、味わい深いです。
 やがて、このバス停も撤去されてしまうのでしょう。でも、いつまでも覚えていたい気持ちにさせてくれるバス停です。

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 今年(2017年)は、1月としては、11年ぶりの大雪になった長野市街地です。

 写真は、バスの車内から写した、善光寺表参道・中央通りの問御所町交差点付近です(1月22日撮影)。奥が善光寺です。うず高く積まれた雪が、長野の冬らしい風景です。
 でも、今回はお店にもご注目ください。

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 右側に、元・メガネのいとう中央店、趣味の民芸ふじわら(信州煙火工業)、元・ペットサービス深井などのお店が見えます。

 メガネのいとう中央店は、昨年10月31日で閉店しました。横から見ると蔵づくりの建物が今後どうなるかは、まだわかりません。
 趣味の民芸ふじわら、元・ペットサービス深井の建物は、寿町通りを長野大通りまでつなげる「県庁緑町線」の延伸工事に伴い、取り壊されることになっています。

 当たり前だったこの風景が見られるのも、もしかしたら今年で最後になるのかもしれませんね。

(小林竜太郎)

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 2017年1月29日、竹風堂大門ホールで行った「長野郷土史研究会」の総会記念行事で、「長野の絵解きを広める会」が発足しました。

 詳しくは、こちらの「小林玲子の善光寺表参道日記

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 長野には、絵解きという文化があります。長野県北部には全国的にも見ても、絵解きの文化がよく残っている稀な地域です。全国に広く知られる善光寺の存在や、信仰が暮らしの中に根ざしてきたことが理由かもしれません。

 絵解きは、絵を指し示しながら、お寺のいわれや、伝説などをお話しします。日本のアニメーションのルーツも絵解きにあると言われますが、しだいに忘れ去られてきています。

 長野郷土史研究会の呼びかけで発足した「長野の絵解きを広める会」には、長野市、飯綱町、須坂市の計12寺院と4民間団体が参加しました。

 このうち、善光寺とその界隈の寺院や、団体は以下のとおりです。(順不同)

往生寺(往生地)

かるかや山西光寺(北石堂町)

善光寺大勧進

善光寺淵之坊

善光寺吉祥院

長野郷土史研究会(善光寺事務局講堂などで絵解き) 私も絵解きを始めています。

 

 このうち、往生寺やかるかや山西光寺は、参拝者が常時(お寺の都合がつけば)いつでも予約なしで、絵解きをお聴きすることができます。

 その他でも行事の際、あるいは予約することで絵解きを聴くことができます。

 4月22日(土)~28日(金)にかけては、各寺院で絵解き・絵伝の一斉公開も計画しています。

(小林竜太郎)

 

 

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 まちなかで子育てしていて、気がついた不便なことの1つに、近所に「耳鼻咽喉科医院」がないことがあります。

 新田町の昭和通り沿いの荻野ビル(元ダイエーの立体駐車場)には、いまも「荻野耳鼻咽喉科」の看板があります。

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 やっていると思い、ある時行ってみましたが、既にこの荻野耳鼻咽喉科は、閉院していました。

 私には記憶がないのですが、90年代には東之門町にも、耳鼻咽喉科がありました。東之門町の伊勢社に上がっていくあたり、城山小学校前バス停の向かい側あたりに、「中島耳鼻咽喉科医院」がありました。

 
 そんな中、2015年3月に、三輪6丁目の長野大通り・淀ヶ橋交差点から東に200mほどの場所に、「野村耳鼻咽喉科医院」が開院したのは朗報です。以前にもこの場所には、野村医院(耳鼻科)があったので、復活です。
 ですから、善光寺界隈の方にとっては、比較的近くに、耳鼻咽喉科ができました。

 でも、長野駅近くの方にとっては、耳鼻咽喉科は引き続き、気軽に歩いて行ける近所にはない状態です。

 耳鼻科にかかわらず、お医者さんというのは、昔からずいぶん変化しています。昭和の住宅地図を見ながら、ここにもお医者があったのかと発見するのは、新鮮です。(いまは役に立たない情報ですが・・・)

 まちなかにクリニックが新たに開業しにくいのは、駐車場を設けにくいことや、家賃の高さもあるでしょう。
 でも、郊外からまちなかへの回帰が起こっていますし、バスや電車で通いやすい医療機関があってほしいものです。
 

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小林竜太郎の門前町・昔ものがたり

長野郷土史研究会青年部/光竜堂代表の小林竜太郎さんが、知ると門前生活が面白くなる歴史トピックスをご紹介。
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