今年(2018年)の7月も、昨年に続き、善光寺とその界隈で、絵解きをお聴きできる時間を設けます。フリンジ長野(アートメントNAGANO)のプログラムにも入れていただきました。
 どうぞ、お出かけください。

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 写真は、3月に行われた大勧進の善光寺縁起伝図の絵解き(役僧・天野義光師による)

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7月7日(土)11:00~11:30 善光寺事務局 3階講堂にて 「善光寺参り絵解き図」 長野郷土史研究会の小林玲子・小林竜太郎による 無料

7月7日(土)13:30~14:15 善光寺大勧進 行在所(あんざいしょ)にて(宝物館入口よりお入りください) 「善光寺縁起伝図」 大勧進役僧・天野義光師による 500円

7月14日(土)13:00~13:45 善光寺淵之坊にて 「善光寺縁起絵伝」(プロジェクター版) 同坊の方による 無料

7月16日(祝・月)11:00~12:00 かるかや山西光寺にて 「刈萱道心と石童丸親子御絵伝」「十王巡り」「六道地獄絵」 同寺の竹澤環江氏による 500円
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 善光寺は、はるか昔から、一般の人、庶民に開かれたお寺です。女性にも人気がありました。

 特定の宗派の本山でもない、善光寺。それに、都から離れた地方の田舎にある寺。文字が読めない人にも、絵を使ってそのいわれを説明をする「絵解き」は、布教の大事な手段でした。善光寺にとっては、来てもらうための宣伝活動でもありました。また、庶民には娯楽の要素もありました。

 善光寺に、たまたま絵解きが残っていたというのではありません。一般の庶民に伝える絵解きが残っているということが、善光寺というお寺の本質をよく表しています。

 かるかや山西光寺や往生寺も、昔から善光寺にお参りする人があわせてお参りする寺でした。ですからやはり、善光寺と同じく、絵解きを大事にしてきたのですね。

 いまの絵解きは、現代風にやり方は工夫されていますが、そこには何百年も続いてきた伝統が生かされています。

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