善光寺表参道の中央通り、そして406号線の大門から西を走っているアルピコ交通「川後経由 滝屋行き」の路線バスがあります。1日に、平日と土曜日にわずか4本、日曜祝日は運休です。

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 同じ道を、戸隠中社行きや、鬼無里行きも走っていますが、戸隠や鬼無里という地名なら、長野市民にはよく知られています。でも「川後」や「滝屋」ってどこなのかは(その地域の方には申し訳ないですが)ほとんど知られていないのではないでしょうか。

 ダイヤはこちら↓ (川後線) 
https://www.alpico.co.jp/access/nagano/kinasa/


 川後は小田切地区、終点の滝屋は七二会地区です。長野市街地から近い、中山間地です。川後にはかつて、小田切小学校と、小田切中学校がありましたが、それぞれ1997年と98年に閉校しました。もとは川中島バスの路線でしたが、現在は長野市がアルピコ交通に委託している廃止路線代替バスです。

 この路線バスは小田切地区の小中学生が加茂小学校や西部中学校に通う足として走り続けています。

 私は1度だけ、このバスで川後まで行ったことがあります。狭い道のカーブをうまくハンドルを切りながら走る運転手の腕は熟練者の技です。

 小田切地区(小田切村)は昭和29年に長野市に合併しました。現在、長野市の住民自治協議会レベルでは最も小さな地区で、人口は800人余。
 このバスを見るたびに、中山間地に囲まれて長野というまちがあるのだということを大事にしなければという思いになります。
 いつまでも頑張り続けてほしい路線です。

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