2010.02.01
009 大門町の「デパート」
前回は、大門町が、
かつて長野市一にぎわう商業地だったことを書きました。
その大門町になぜ大型店ができず、長野駅に近い方に
にぎわいが移ってしまったのかに、私はとても興味を
持っています。
こんな堂々とした広告を見つけました。
(『長野市とその周辺』 昭和24年、1949年)
「安くて買いよい店」をうたう大門町の「蔦屋デパート」。
主に衣料品を売っていました。
長野市で初めて法律に基づいてできた百貨店は、
昭和32年(1957)に問御所町の今のTOiGO SBCの場所
にオープンした「丸光百貨店」でした。
ところがその前にも、規模は小さくともデパートと名乗る店が、
大門町にあったのです。戦後になっても、大門町は活気の
ある町だったことになります。(小林)