土曜の朝、箱いっぱいのサンマがわが家に届きました。
福島県いわき市に住む友人が送ってくれたのです。
海水と氷とともに箱詰めされた産直のサンマは、鮮度抜群。
普段、食べているサンマとはまったく別物です。
届いたその日にしか味わえない幸せを、
出来るだけたくさんの人に分けてあげたい、とは思うものの、
ご近所は知り合いだらけ。
あそこの家に持っていこうか、そうするとあそこの家にも、
ってことはあそこの家にも...、という感じで、
25匹の配分が、なかなか決まりません。
そうこうしているうちに、僕は所用で外出する時間に。
途方に暮れた妻を残したまま、家を出ました。
実は数年前、長野市内某所に住んでいた時にも
今回同様に大量のサンマが届いたのですが、
当時はご近所付き合いもなく、数日間かけてひたすら自分の家で消費しました。
そして徐々に鮮度を失っていくサンマに、少々辟易したのです。
さて夕方、帰宅してみると、サンマは10匹まで減っていました。
聞けば、妻が散歩がてら大家さんへ届けた帰り、
偶然出会った人たちに分けているうちに、そこまで減ったそうです。
残り10匹は腕利きの料理人に美味しく調理してもらおう、ということで、
権堂にあるSAKARIBA KITCHENに持ち込みました。
そして友人を誘い、サンマパーティーを開催。
刺身、塩焼き、酢〆、梅しそ巻き揚げと4種に調理してもらい、
舌鼓を打ちました。
食べたすべての人から感動の声が寄せられました。
本当に旨かった。
(食べるのに夢中で写真を撮り忘れ、食べかけの一枚きりの写真↓)
SAKARIBA KITCHEN
長野市権堂町449-18
026-232-3533
長野のキム兄ことSAKARIBA KITCHENのミッチー
(夫記)
昨日は快晴だったので、一時間歩いても猫には一匹も遭遇せず。
猫好きの義母によると快晴の日は、猫はあまり出歩かないそうです。
三連休で善光寺近辺に車がたくさんいたのも影響したのかもしれません。
さて、曇天の今朝は歩き始めて2分で美人さんに出会いました。
カメラを向けても逃げないのですが、
ファインダーを覗くと逃げてしまいます。
そんなことを5分くらい繰り返し、ついに根負け。
仕方なしに、僕の流儀としては邪道ながらノーファインダーで撮影。
美人に撮れたからよしとするか。
(夫記)
日々、暮らしていると
門前には朗らかで大らかな人が多いという印象を受けます。
今日はそのうちの一人、「洗濯屋ケンちゃん」のご主人を紹介したいと思います。
店は湯福神社の向かいにあり、わが家と目と鼻の先です。
娘の多笑を連れて行くと、いつも
「かわいいねぇ、将来は女優さんだな」と褒めてくれ、
「悪い虫つかないように、首にナフタリンぶら下げておかなきゃ」
などとクリーニング店主ならではのジョークを飛ばしたりします。
さて、このご主人、実はもう一つの顔があり、
「湯福絃一(けんいち)」という名前でレコードも出している歌手なのです。
各所から公演依頼を受けて、年間50回はコンサートを開いているそうです。
昨日のお祭りでも歌謡ショーを繰り広げました。
芸名の「湯福」は当然、湯福神社からとったのですが、
これは、全16カ町の氏子代表が集まって、「湯福」の名を与えてよいかを会議したという、
いわば、神社公認の芸名なのです。
店名が「ケンちゃん」だから、
僕は当然、字は違えど「けんいち」は本名だと思っていました。
しかし、今日聞いたら、本名は石坂治徳さんだといいます。
「え?じゃあ、洗濯屋ケンちゃんの店名は何からとったんですか?」
「いやぁ、僕らの世代にはすごく有名な裏ビデオの名作があってね」
「裏ビデオってアダルトビデオですか?」
「そう。そこからとったの。洗濯屋ならケンちゃんだって」
「ご家族は反対しなかったんですか?」
「反対したよ、でも決めてたから」
やっぱり門前って大らかだなぁ。
(夫記)
湯福神社のお神輿に参加してきました。
僕はどちらかというとお祭りが苦手で、
それでも地元・横沢町の若連の皆さんの人柄に惹かれてその気になったという感じです。
お神輿など担いだことがない、という人にこそ読んでほしい話です。
率直に言えば、楽しかった!!
お神輿はわずか数百mを2時間近くかけて、
右へ左へ、前へ後ろへ、千鳥足の酔っ払いのように、出来るだけ時間をかけて進みます。
目的地である湯福神社にたどり着くには、真っ直ぐ進めば数分です。
それを、出来るだけたくさんの人に見てもらうため、蛇行し続けるわけです。
沿道の人たちも軒先でお神輿を応援します。
わが家の大家さんである「モンマートとみや」さんでは
「大信州」の燗酒を振る舞ってくれました。
うまい!
横沢町の若連役員の4人。
祭典部長の前と湯福神社の前で木遣りを挙げました。
かっこいい!
前回の書き込み「若連!?」では、参加者の高齢化を憂いていましたが、
きちんと若い世代へもお神輿は受け継がれています。
若連の最高齢保坂さん(65)とその娘さん(23)。
娘さんは友だち二人と一緒に参加です。
古田さん(54)の娘さん(21)も友だちを連れて初参加。
「お酒が飲める歳になったんだなぁ」と感慨深げでした。
受け継がれるべきものは、きちんと受け継がれていくのですね。
僕も娘の多笑(1)と一緒にお神輿を担ぐ日が来るのでしょうか。
来て欲しいな。
最後に、湯福神社に奉納して終了。
皆さんお疲れ様でした。
と、これから飲み会です!
公民館へ行ってきます!
(夫記)
10日の湯福神社秋季例大祭を前に、明日9日はお神輿が出ます。
本日8日は横沢町若連が夜から集まりお神輿を組み立てました。
若連と言っても、33歳の僕が最年少。
最年長は65歳。
かつては40歳前後で卒業していた横沢町の若連ですが、
最近は高齢化が進み、本日集まった13人のうち、30代は5名。
20代はゼロ。
しかし、若ければいいというものではありません。
お神輿の作り方を教えてくれる溝口さん(63)。
かれこれ40年以上、このお祭りに関わってきているそうです。
現在の総代は溝口さんの息子さん。
しっかりと、ゆっくりと、受け継ぐべきものを受け継いでいるのです。
お神輿を組み立てた後は、65~33歳までが横沢町公民館に集い、
例大祭の成功を祈って酒を酌み交わしました。
15カ町が参加する湯福神社の例大祭。
明日、僕は人生で初めてお神輿を担ぎます。
(夫記)