以下に掲載するのは、西之門町の昭和33年(1958)の地図です。(地図が間違っている可能性もありますが、そのまま掲載します。)

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 これは、昭和33年(1958)に出版された『長野市住宅明細地図』という住宅地図で、県立長野図書館にあります。発行元は、岡山県新見市にあった、日本地図編集社です。(なぜ、はるばる岡山県の会社が長野市の地図をつくったのか、謎です。)

 現在、日本地図編集社という出版社は、もうありません。そして、50年が経過し、著作権も切れているので、紹介します。

 くまなく長野市内の1軒1軒が載っている地図で、私が今までのところ見つけた最も古いのが、この地図です。本当は、大正・明治・江戸時代、さらにはそれ以前の家並みがどうなっていたかも興味深いのですが、1軒1軒まで記すという発想は、意外と新しいものです。

 この地図が最初かわかりませんが、最初に住宅地図をつくるための調査は、たいへんな苦労があったのではないでしょうか。(一度つくれば、後は変化した箇所だけ修正し、改訂していけばいいですからね。)

 もし、当時の1軒1軒の家並みの写真もあったらどんなに貴重だろうと思います。
 だからこそ、私たちは、丁寧に今を記録し、未来に残していく必要があるのではないでしょうか。それは、いつかきっと誰かの役に立つことでしょう。

 岡山の日本地図編集社に感謝!!

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