このたび歴史の町長野を紡ぐ会では、
観光マップ「日本一の門前町・長野 〜善光寺表参道まち歩き〜」を
製作しました。

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 長野を「日本一」にした根拠は、岩波書店の広辞苑で
「門前町」と引くと、「善光寺における長野のような例。」
と書いてあることによります。それに、これからその名に
恥じない町でいられるよう頑張っていきましょうという
決意も入っています。

 長野と出ているのは、広辞苑だけではありません。
 手元のいくつかの辞書の「門前町」の項を調べてみましょう。


 「善光寺門前の長野など。」(旺文社国語辞典)
 「善光寺のある長野市、伊勢神宮のある伊勢市など)(三省堂新明解国語辞典)
 「善光寺の長野、伊勢神宮の宇治山田など。」(小学館大辞泉)
 「善光寺のある長野市、新勝寺のある成田市など。」(小学館日本国語大辞典)


 伊勢神宮や成田山新勝寺が出ているものもありますが、
善光寺は必ず載っています。

 なぜでしょうか。私は、長野市が県庁所在地になった町の
歴史が大きいと考えています。他の町との違いはそこです。
今後、辞書に載った経緯は、ぜひ調べていきたい課題です。

 浅草は確かに日本一にぎわっている門前町でしょうが、
広い東京の一部だととらえられてしまっているのかもしれません。

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