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2歳2ヶ月の娘は、私が「お腹空いた」とつぶやくと、
「何か作ってあげる」と言って、自分のままごとセットで何やらこしらえては
「はい、どーじょー」と持ってきてくれます。

彼女のままごとセットの内訳は、
木製の野菜と包丁のセット(出産祝いにいただいたもの)、
プラスチック製の食器セット(離乳食用にといたたいだもの)、
ジュージューと音が出るフライパン(大家さんからいただいたもの)。

料理の幅を広げてもらおうと、娘が寝ている間に煮込み用の両手鍋を自作してみました。
100円ショップのアルミ皿とアルミテープと針金を駆使し、
安上がりだけど、二重にしたから割と丈夫。
しかも実際に火にかけられます(そんな必要ないけど)。

nabe_anzai.jpg

さて、上記ままごとセットの内訳からもおわかりの通り、
うちではあまり子どものためのおもちゃは買いません。
それでもいただきものやらお絵描きノートやら雑誌のふろくやら、
だんだん増えてきた子どものものが、カゴひとつに納まらなくなってきました。

そこで、収納用の段ボールボックスをふたつ購入しました。
オーブン付きのコンロと、時計付きの調理台がプリントしてあって、
組み合わせればミニキッチンのできあがり。

kichin_anzai.jpg

ソファの裏側が、彼女専用のキッチンとなりました。

早速、寝起きのままキッチンに立ち、
鍋で煮込んだトマトを振る舞ってくれました。

tomato_anzai.jpg

(妻記)

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前にも書きましたが、幼子二人を抱えるわが家は、
一週間分の食材を週末にいっぺんに買い出しに行きます。

妻が車で多笑を連れて買い物に出かけ、
僕は直太朗と家でお留守番というパターンが多いのですが、
今日は家族全員で歩いて新田町「もんぜんプラザ」へ。

一週間分の食材となると、かなりの量になるので、
僕はバックパッカー時代に愛用していた容量45リットルのリュックを背負いました。
ちなみに多笑のリュックには自分と弟のおむつが入っています。

backpack_anzai2.jpg

「もんぜんプラザ」1階の「TOMATO食品館」で妻が買い物をしている間、
僕と多笑と直太朗は2階の「じゃんけんぽん」で遊んでいました。

遊具がたくさんあって、多笑は大はしゃぎ。
小さな子どもがいる家族連れにはおすすめのスポットです。

帰りは「1166backpackers」の前で記念撮影。
「1166」さんのブログでは、
ほぼ毎日チェックアウト時の記念撮影をアップしているのですが、
僕もオーナー・織絵ちゃんとの憧れの2ショット。

リュックのサイドポケットにぴったり収まった長ネギもキマってます。
バッグの設計者もまさかここに長ネギを収容されるとは夢にも思わなかったでしょう。
でもぴったりなんです。

backpack_anzai.jpg

(夫記)

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春のお彼岸も過ぎたというのに、まだまだ寒い日が続きます。
今日も冷たい雨が降る生憎の天気。
それでもわが家の二歳児は、「お散歩行く」と言ってゆずりません。

なので、今日は重装備でお出かけ。
ベビーカーに乗る直太朗は、レインカバーで雨と風を除け、
バギーボードに立つ多笑は、ジャンパーの上からカッパを着込み、
その後ろからふたりを押す私は、片手に傘をさす。

babycar_anzai.jpg

多笑が乗る Lascalのバギーボードは、
ベビーカーに取り付けられる台車みたいなもので、
2歳から5歳くらいまでの子どもを立たせて乗せることができます。

ついこの間までは、多笑をベビーカーに乗せ、直太朗を抱っこして出かけていたけれど、
うちの0歳児は日に日に巨大化し、早くも長時間の抱っこに限界を感じてきたところ。

これから暖かくなれば、外出する機会はどんどん増えるので、
うちのマクラーレンのベビーカーに取り付けられる機種を探して、ネットで取り寄せました。

いやー、快適。
親が楽チンなのはもちろん、娘が楽しそう。
歩きたい時にすぐに降りられて、疲れたらすぐに乗れるし、
目線が高くなったのがいいみたい。
そして顔の位置が近づいたので、おしゃべりがしやすくなりました。

マクラーレンもバギーボードもサスペンションがしっかりしているので、
善光寺さんの石畳でも、ガタつくことなく歩けました。

kappatae_anzai.jpg

城山公園にたどり着き、さて帰ろうかと促すと、「手つないで歩く」と娘。
お母ちゃん、足回りのほかに、もう1本手がほしかったね。

(妻記)

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このブログの最初の書き込みで申し上げたとおり、
僕は善光寺門前の寅さん、さくら、博、タコ社長に会いたくて移り住んできたわけです。

たくさんの魅力的な人たちに出会っていますが、
最もわが家の門前生活を素敵なものにしてくれているのは、
大家さんであり、身近であらゆる食材を提供してくれる「モンマートとみや」のご夫妻です。
いわば、わが家の「おいちゃん、おばちゃん」です。

下の写真はお店の書棚の片隅に置いていただいている、わが娘・多笑専用の買い物カゴです。
多笑が買うものは、キティちゃんのリンゴジュースかマミーくらいのものです。
それでも、多笑が来た時のために用意してくれました。

kago_anzai.jpg

おかげで、多笑は2歳なりたてにして、一人で買い物ができます。
「これくだちゃい」「ありがとう」。
(まぁ、さすがにお金は僕が払うのですが)

okusan_anzai.jpg

内弁慶な多笑が家の外で初めて「ドラえもんの絵描き歌」を歌ったのも大家さんの奥さんの前でした。

それをうらやましがったご主人は、
多笑が来るたび「おじちゃんにもドラえもんの歌うたってよ」とせがみます。

dannasan_anzai.jpg

「モンマートとみや」さんは23年前に酒小売専門の「富屋酒店」から業態を変えました。
下の写真は元々の富屋酒店であり、大家さんのご自宅です。
今のご主人で5代目。
正確な創業時期は分からないものの、100年以上は営業している、
長野市内では2番目に古い酒店だそうです。

tomiya_anzai.jpg

これからはお酒だけではやっていけないだろうということで、
23年前にその他の食材も取り扱うようになったそうです。

カップ麺好きの僕にとってはうれしい、この品揃え。ズラリ。
長野西高生がよく店の軒先でカップ麺を食べている風景を見かけます。
僕も休日の昼間によく買いに行きます。カップ麺は別腹です。

cupnoodle_anzai.jpg

もちろん、お酒の品揃えも抜群。
焼酎派だった僕が日本酒に開眼したのもご主人の影響です。
ご主人は新しく仕入れたお酒を、試飲と称して店番をしながらちびちびやっているらしく、
僕も時折ご相伴に預かります。
たまに酩酊することもあります(試飲のレベルを超えています)。

osake_anzai.jpg

ワインセラーもあります。

某コンビニチェーンが「まちのホットステーション」というキャッチコピーを
前面に出してアピールしていましたが、
本当のホットステーションとはこういう場所を言うのだと、声を大にして言いたいです。

営業時間は午前9時から午後10時(土日は午後8時まで)。
配達も請け負っていらっしゃいます。
働き者のご夫婦です。

(夫記)

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昨晩のことです。
ずっと気になっていた「1166バックパッカーズ」に潜入してみようと思い、
とみやさんで「大信州 番外品」の一升瓶を手みやげに買い、ぶら下げて歩いて行きました。

「1166」に着いたところ、オーナーの飯室織絵さんがいません。
聞くところによると、「KANEMATSU」で門前研究会に出ているとのこと。

踵を返し、一升瓶をぶら下げ、東町の「KANEMATSU」に向かいました。
その面白げな団体とこの酒を酌み交わすのもよいだろう、と。

「KANEMATSU」では、総勢30名あまりが集まり、真剣な議論が交わされていました。
まだ不確定なことが多いのでここでは記しませんが、
あるムーブメントの産声を聞きました。
皆さんの真剣な表情を見て、思わず一升瓶をそっと隠しました。

さて会合が終わり、ようやく織絵さんと合流して1166へ。

昨夜のゲストは、郡上八幡、山梨、東京、アメリカ、カナダなど10名だったそうです。
back_anzai.jpg

「亀の湯」で温まって帰ってきた郡上八幡のおばさま方からは、
戊辰戦争の際、郡上八幡からわが故郷である福島の会津若松藩に
応援隊が送り込まれたことを教えていただきました。
郡上八幡は官軍側にも幕府側にも両方、兵を出したそうです。
大阪夏の陣、冬の陣の真田家のような戦略を取ったということですね。
福島出身なのに知らなかったことをお詫びいたしました。
まず一つのご縁が繋がりました。
gujo_anzai.jpg

さて、下の写真は山梨県の八ヶ岳南麓で
改装した古民家に福島から避難してきた人たちを受け入れている山路さん。
yamaji_anzai.jpg
同胞がお世話になっております。
また一つのご縁。

気づいたら一升瓶も8割方なくなっていました。

本来の目的は、ゲストになぜ信州、なぜ長野市、なぜ善光寺に来たのか、
そして、なぜ1166なのかを聞き、
門前と信州の魅力再発見と1166の魅力を探ることだったのですが、
ヘロヘロな僕にそんな質問力は残されておらず。

今度はもう少しアルコール度数の低いビールを持って遊びに行こうと思います。

(タバコを吸いに外に出たら突然世の中が回りだして、側溝にはまって転倒、
気づいたら手から流血していました)

織絵さん、お邪魔しました。
また遊びに行かせてください。
僕の趣味の一つに片言の英語とスペイン語で外国人と話す、というものがあります。
今度はインターナショナルなレポートができたらと思います。

(夫記)
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安斎家のフツウな門前生活

子連れで門前に引越してきた一家の暮らしぶりを徒然なるままに綴ります。
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