ビデオ上映会場
13日〜14日と、桜枝町の文化祭がありました。
パンフレットを見るだけでも、楽しそうな企画が盛りだくさん。
うきうきしながら、たまみ、はるな、はやかで出かけました。
桜枝町公民館の前には、野菜・果物・食べ物の露店が。
精肉のでんださんのコロッケと、おでんをほおばりながら
手相占いへ。
私たちは一番乗りでしたが、あれよあれよという間に、10人待ちに。
女の人って手相占いが好きですよね(私もですが)。
C-oneで占いをしているという、スーツ姿の熱血おじさんが占ってくれました。
...当たりすぎてて爆笑。
3階では、21年前の湯福神社の御柱祭ビデオ上映会が。
これがとっても良かった!
映像のなかから知り合い(当時小学生だった?小松屋のあやさんや、
今より更に痩せている区長など)の姿を探すのも楽しかったんですが、
一緒にビデオを観ながら、桜枝町の方から当時のお話を聞くのが楽しかった。
こうやって町と人は十年、二十年と
営みを続けていくんだなぁ。
人に歴史あり、ですね。
それにしても、ビデオ当時(20年前)の髪型が面白かった。
男性→テクノカット、女性→前髪カール
時代に髪型ありですね。
(はやか記す)
2010.11.14
『ちえぞう』と『瞼の母』に涙する
久々に出演する芝居の本番前で、かなり無理矢理でしたが
同じ権堂での開催ということもあって
ながの映画祭に行ってみました。
今回の芝居の参考になりそう・・・ぐらいの気持ちで
活弁による「番場の忠太郎 瞼の母」を観ました。
ところが、主演のちえぞうも作品もとてもよくて
生演奏もぜいたくで、参考どころか大感動でした。
無理矢理行った甲斐がありました。
どうよかったのか、私の稚拙なことばでは
とても言い表すことなど出来ません。
このところ映画館から足が遠のいていましたが、
いい映画に巡り会えて本当によかったです。
(たまみ)
『国定忠治』の蔵春閣公演の終了とともに、
6月から半年間やってきた演劇入門講座が終わりました。
この講座が門前にもたらしたものは何だったのか・・・
マゼコゼの小池さんが終演後のアンケートに
「芝居はよかった、申し分ない。だけど、
これからどうやって門前暮らしと演劇(芸術、文化)を
結びつけていくのか、それを一緒に考えていかなくちゃね。」
みたいなことを書いていて、これまで身内にさえこじつけと
言われてしまう『門前暮らしで演劇企画』を進めてきて
いつもいつも立ちはだかってきたこの問題は
予感も確信もあるけれどそれでしかない、
わかりにくさ、伝えにくさ、それによる大変さを抱えていて
だからといって簡単なことじゃないことも承知しながら
もどかしく、誰か教えてと叫びたいこともしょっちゅうです。
例えば今回の集客に関して
事前の予約が少なくて、権堂の野外版もあったし、エネルギーが
拡散しちゃったかなあと心配していたものの、結局は出演者の
知り合いが大勢観に来てくれて結局
二日で200人、プレビューをあわせると260人、権堂野外公演も
入れたら500人の人に観てもらえたわけですが、
制作側としては、出演者に集客を頼るのは情けない、
『門前で演劇』が浸透していない現実をつきつけられた
そんな思いもあって複雑な心境でした。
そんな思いに対して
今回演劇を初めてやった6人の家族や同僚、友人など、
演劇を見たことがない、その人のそのような営みを見たことがない、
そういう人たちが理由はどうであれ、劇場に足を運び、演劇を観た、
しかもその劇場は、その大きさや過去の偉功とは無縁に、
日常的に訪れる人のほとんどいない建物で、舞台と客席は
利用者の手によって手作りされた、そのような行為は価値がある、
と言ってくれる人もいます。
門前暮らしと演劇を結ぶこと。
行為を積み重ねていくこととそれを言語化する作業。
私にとっては途方もない作業ですがもしかしたら
言語化しなくてもいいような世界をめざせばいいのか?
あっ、そっちの方が途方もないですね。
(たまみ)