1月20日から26日までの6日間、友人と二人で体験ハウスを利用させて頂きました。
二人とも長野市街地で働いていますが、家は郊外または市街地隣で通勤に車で30分以上かかっています。
そこで、体験ハウスに暮らして職場から近い生活を体験してみたく、参加させて頂きました。
一人暮らしをしてみたいけれど、寂しがり怖がりの私にとって友人と一緒に参加できてとても心強かったですし、
楽しい日々が過ごせました。
昼間はお互い仕事でしたので、夜早く帰ってきた方から夕食の用意をし始めていました。
今回は全部自炊しようと決め、初日に献立表を書いたり、必要な食材を買い出しに行きました。
一週間で食材を余らすことなくうまく食べ切ろうと献立を考える自分達がまるで主婦になった気分で新鮮な感じでした。
職場までは徒歩で約5分。
朝の時間の余裕さに感動しました。
いつもなら朝ごはんをゆっくり食べる時間もなくせかせかと家を出ているのに対し、
朝ごはんとお弁当を作り、ご飯もしっかり食べてそろそろ出ようかなあと余裕綽々と家を出て行く生活。
やはり朝ごはんをしっかり食べて行くと仕事も一段とやる気が出ますね!
テレビがないから物静かな生活かなと思っていましたが、
二人でその日の出来事を話し合ったりトランプをしたり、歌を歌ったり、、と
テレビなんて無くても楽しく過ごせました。
25日にはお店訪問として藤田九衛門商店さんへ行かせて頂きました。
どんな話が聞けるのか全く検討もつかぬまま参加しましたが、
門前へ来たきっかけや仕事、味に対するこだわり、信念なども聞けて、
藤田さんの人柄や考えにとても興味が湧きました。
お話上手でもあり、とても楽しませて頂けました。
また、そんな素敵な方が気に入ってくださる場所、
この門前への興味もとても深まりました。
いろいろなイベントや体験があるようなので、
これを機に新しい世界や文化にもっと触れてみたいと思えました。
仕事があったので、なかなか門前のお店や街に行くことが出来なかったことが残念ですが、
職場にも近く様々な魅力のある門前町での暮らしに大満足です。
ぜひ、また参加させて頂きたいです♪
現在小谷村に住み、長野市で仕事を探している深澤と申します。
体験ハウスを利用して、実際に長野市で暮らす体験と同時に、
今回タイミングよく体験ハウスでの『鍋コン』に参加させていただきました。
鍋コンでは、
男女別々に集合して体験ハウスでご対面ー。
キンチョーしました。
のもつかの間
参加者男性の美味しい手づくりおでん鍋を囲み、
気がつけば和やかな雰囲気で
まるでお友達の家に遊びに来ているようでした。
美味しいお料理と美味しいお酒ご馳走さまでした。
楽しい合コンもお開きになり、お部屋も心もホッカホカのままお布団にイン。
素敵な出会いに感謝しつつおやすみなさーい。
翌朝、あったかストーブの前で布団にくるまったまま、
部屋が温まるのをしばし待つ...
完全に温まったお部屋で洗濯機回したりしてると、
なんだか本当にここで生活してる気分でした。
予定よりゆっくりと過ごし、いざ善光寺さんへ。
朝から参道には観光の方が結構いらっしゃいます。
朝の活気ある参道もいいですねー。
そして藤田九衛門商店さんに立ち寄り、
可愛らしい鯉焼きをお土産に購入して
長野の体験ハウスを後にしました。
長野の門前町の生活体験という、貴重な体験をありがとうございました。
前日は偶然世尊院の特別拝観日で、
大好きな釈迦涅槃像や建物の隅々までじっくりと見れたり、
今まで知らなかった朝と夜の門前町の雰囲気や、
ちょっと路地を入った古い街並みの中にひっそりとある素敵なお店たち...収穫は大きかったです。
次はあのお店に飲みに行きたいな。
あっ、その前にこの辺りで仕事を決める事が先ですね。
お世話になりました!
深澤
静岡県在住、小林と申します。
来春から長野市での就職が決まったので、
まちなか暮らしの体験と家探しのため、体験ハウスを利用させて頂きました。
学生時代は長野市で過ごしましたが、就職を機に離れてしまいました。
でも、社会に出て生活を続けるうちに、「ずっと暮らしていく場所」について考えるようになりました。
自分にとってそこは長野だ、と思い、転職を決めて長野市に戻ることに致しました。
《13日》
仕事を終え、いそいそと寮へ戻り、急いで着替えて車に乗り出発。
長野インターを降りてから、体験ハウスへ案内してくれる西澤くんに電話を入れる。
予定よりも少し早く待ち合わせ場所へ着き、西澤君に挨拶をして体験ハウスに向う。
体験ハウスは待ち合わせ場所から近く、
室内の説明・注意点、設備の使い方を西澤くんに教えてもらう。
部屋の中は、いくぶん古さを感じるものの、広く使いやすい3LDKで、
寝具や食器もレトロで可愛く、雰囲気のあるもので、内心密かにテンションが上がる。
西澤君は、風呂場にある給湯器の水抜き方法を、
わざわざ靴下を脱いで上がり説明してくれました。
寒かったですよね、ありがとう。
《14日》
朝8時頃起床し、若里にある「niju hair」へ向かう。
niju hairは信大工学部近くにある散髪屋で、超オススメ。
さっぱりした後、安茂里、若里地域の空家を探す。
住む場所を決めるにあたり、
中心市街地は元より、少し離れた郊外も視野に入れていた。
特に駅からやや南の地域は、
学生時代を過ごした事もあって勝手を知っており、
知り合いも住んでいる事から、移住先の有力な候補の一つであった。
車を停め、ずんずん歩きながら気になる家を探す。
その中で、路地裏にある古い木造の家と、丘の斜面を下った家が特に印象的だった。
路地裏の家は、狭い路地を進む途中で見つけた。
木製の垣根に囲まれた土壁2階建ての家で、
南側から差し込んでくる光が玄関まで届く隠れ家的な場所だった。
住むのに手入れが必要そうではあったが、雰囲気があって良かった。
しかし、残念ながら近々取り壊してしまうとの事だった。
丘の斜面を下った家は、舗装路から外れて、
斜面を緩くカーブを描く階段を下った先にポツンと立っている家で、
家の周りを庭と畑とで囲まれていた。
玄関の横には南天か、赤い実を付けた樹木が植えてあり、
こちらの家も風情のある良い家だった。
この家は既に買い手が付いていた。
夜、「ネオンホール」へ向かう。
ここは、木造2階にある小劇場で、
ライブはもちろん演劇などの表現活動を全般的に行っていて、
学生の頃から良く遊びに来ている、個人的に思い入れのある場所。
久しい友人達と話しができて、嬉しく楽しかったせいで深夜に帰宅。
翌日のお朝事に起きれるか不安を残しながら就寝。
《15日》
気合で6時に起床。
着替えて外にでると、雪が少し積もっていて、
車のタイヤの滑る音が小気味良く響く、
静かな長野の朝が広がっていた。
気持ちよかった。
お朝事は、365日行われている朝の法要で、
冬になるにつれて日の出の時間とともに、
ちょっとずつ始まりが遅くなるらしい。
少し早めに善光寺に到着したので、開始まで寺務所で待たせてもらう。
寒さのせいか、途中買った缶コーヒーがやけに美味かった。
7時少し前にお貫主さまの姿が見え、始まりそうな雰囲気がしたため、
境内へ走り、お数珠頂戴の列に並ぶ。
前に並んでいたおっちゃんと、後から来たおっちゃんは常連のようで、
今日も寒い、比叡山も寒かったとひとしきり話し込んだ後、周りを見渡して、
「ああ、綺麗だなあ」と言った。
うん、境内から見る、雪が積もって白く染まった参道と町並みは美しいと、僕も思います。
お数珠頂戴した後、内陣へ進んでお朝事に参加する。
お朝事は清廉な雰囲気で背筋の伸びる想いだった。
ただ、去りどきのタイミングがわからずお上人さまのお数珠頂戴を逃す。
参加の際は、善光寺周辺にある宿坊に泊まる、案内付きのツアーに参加する、
ご祈祷を受ける、などなど事前の下調べを入念に行うとより楽しめる気がした。
お朝事が終わり体験ハウスに戻って、片付け、出発の準備をして部屋を出る。
もう少しゆっくり出来れば良かったかな、と思いながら体験ハウスの鍵を返却。
あちこち動き回るのも良いけれど、体験ハウスでゆっくり過ごすのもアリだった。
宿泊すれば、たぶん皆さんそう感じると思います。
お昼に友人と待ち合わせてデート、
西之門にある「パスタとワインのお店・こまつや」で食事。
その後、市街を歩きながら空家が無いか探してまわった。
中心市街地は、住み良さそうなアパートが多くあるが、
自分は庭のある戸建てに住みたく、駐車場付きならば尚可、と思っていたため、
なかなか希望にあった空家を見つける事が出来なかった。
今回の空家探しについて、
自分の足で歩き回って情報を集め、物件を見つけるつもりでいたけれど、
ちょっと歩いたくらいでは、やはりなかなか難しい。
不動産屋には頼らん!自分で探す!というつもりでいたけれど、
学生の頃と異なり、今度の移住は時間制限が無く、
居を変えるのも今までよりは容易であると思われるため、
拘わり過ぎずに不動産屋さんにも相談しつつ、良い物件を探す事にした。
帰り際、パーキングに停めていた車のバッテリが上がるトラブル発生。
偶然通りかかった後輩に助けてもらい、マジ感謝。長野は良いところです。
最後に、再びネオンホールに顔を出す。
やっぱり楽しくて、後ろ髪を引かれる思いで帰宅する。
戻ってくれば再びこんな週末を過ごすことができるのか...と
少しセンチメンタルな気持ちにもなりつつ長野から静岡に戻る。
小林