真ん中の棟にある、ビニールを加工する機械。奥行き10mほどはあるか?
かなりのサイズで、中心部に真空管が使われていることから、おそらく昭和40年代あたり
から使われていると推測する。これも今月中に撤去して、ここは集会スペース? 表現
スペース?になる模様。
入り口の二階。ビニールのロールを在庫しておく倉庫だったようだ。
古い工業用ミシンなどの加工機がゴロゴロしている。
奥の棟の二階。「かなり綺麗になったでしょ?」と言われるが、返答に
困ってしまった...。ここは事務所になるらしい。太い梁には「明治四十参年」
と墨で書かれていた。写真右下は「ぼん蔵」メンバーのデザイナーの太田さん。
左上にちょこっと移っているのは、ライターの山口さん。
一階の一番奥のスペース。土地に高低があるため、半地下のようになっている。
写真には写っていないが、この部屋に古い足踏みオルガンと、石炭を使う?鉄製の
ストーブが置かれていた。生活に使っていた家でなく、工場だったので、
遺された家具や民具などは広さの割りには少ないようだ。
上の写真の20分後。掃除、掃除、とにかく掃除!
とうとう11月に入りました、鍋が恋しい季節!長野に初雪が降りましたね。起きるのがツライ時季到来・・・。うう・・・。布団がいっそう恋しくなります。
さてさて、ナノグラフィカミーティング2回目の参加です。パソコンの裏から見つかったという、ちょっと妖しげになった「善光寺御開帳チョコ」をみんなで食べながら・・・!の白熱ミーティングです。まだまだ内容についてはお伝え出来ませんが、着々と進んでますよ〜。(鈴木)
空き家利用と劇場作りの妄想で頭がいっぱいになったので、
こういう時は肉体労働に限る!と東町の旧金松ビニールの工場へ向かいました。
工場の建物は築99年だそうですが、100歳を目前に若者たちに見込まれて、
第二の人生を歩もうとしています。
わたしもその現場に立ち会いたい!ちょっとぐらいは手伝いたい
というわけで乗り込んだわけです。
この建物に惚れて、マスクをしてたって鼻の穴が真っ黒になっちゃうような作業を
よろこんでしている奇特な若者たちの姿をみると、う〜ん、長野の未来は明るいぞ!
と思わずにはおれません。
なんだかおもしろそうなことがはじまりそうですよ〜。
興味のある人はちょっとのぞいてみてくださいね〜。
(たまみ記す)
東町のビニール製品工場の跡地(といっても明治末期の木造建築!)を
若い建築家とデザイナーのグループが再開発しようという「ボンクラ」
プロジェクトがスタートしているようだ。タイムリーなので、しばらく
追いかけさせてもらおうと思う。
少し前から噂は聞いていたし、プロジェクトのメンバーとはいろんな場所で
会っていた。また、その現場である工場「ビニールの金松」の前は、もうずっと
前から通るたびに気になっていたので、何だか(勝手に)他人事じゃないような
気がしていたのだ。
間口は写真に写っている建物の横幅で、奥行きは東町のこの通りから
一本東にある道までずっと続いている。ハッキリとした床面積を聞いていないが、
かなりの広さだ。以前はここでビニールの溶解からシート作り、縫製まで
全ての作業をやっていたらしい。
今日は産業廃棄物を業者に出す日だった。ゴミもホコリもすごい。
大きな建物だけど、柱も階段も天井も全て木造で、壁は漆喰。歴史が感じられる。
(つづく)