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パッケージには「創業嘉永六年」の文字。
つけいるスキを許さない?老舗の風格を感じます。

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お店は、善光寺表参道のメインストリート的存在の「仲見世通り」にあります。
数年前、大門町から移転しました。
店先ではホージたての、ほうじ茶を販売していて
ホージる時間になると、通りにはほのかにいい香りが漂うのです。
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「演劇」と「空き家紹介」と「蔵春閣活用」。
この3つをどうやって繋げるか...。

自分の中では猛烈に繋がっているのだが、整理して言語化できない。

城山公民館の笠井さんの質問に答えていると、
自分の中のイメージがだんだんはっきりとしてくる。

浮かびあがったキーワードは...
『芸術と文化のまち』!

そうだよそうだよ、ずっとそうだったじゃないの!
どこにも必要で、みんなに必要で、だけどどことも比べられない、
ここでしか成立しない、私たち独自の『芸術と文化のまち』。

あきらめないで行くんだ〜、あれをやるんだ〜。
大妄想をここでやっちゃうんだ。

ひとりで盛り上がり過ぎちゃった...。

(たまみ記す)
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今朝の信濃毎日新聞に今回のプロジェクトの記事が掲載されています。

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人ひとりが通れるくらいの細い路地に
ひっそりたたずむ家。

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外から見ると土蔵になっていることがわかります。

一階に一部屋、二階に一部屋。畳。

10年くらい、誰も住んでいないそうです。
家の中には大家さんの荷物が置いてあり
これをどこかに移動するのは
結構大変な作業であるなあ、と思いました。

大家さんに聞くと「貸さない」とのことでした。
もったいない気もするけれど
大家さんにも事情があるよな、きっと。

関係ないけれど、空き家探検の心得として
スリッパが必需品であることを記しておきます。

(あやこ)


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最近話題の?長門町の新住人・小池さんの話の続きを。

個人的なことなんですが私は
"おうち"というものに対して憧れとか夢とかを持っています。
成人するまではゴージャスな庭つきのでっかい家に暮らす、
というのが夢だったわけですが
県内外、様々な人の暮らしぶりを拝見していくなかで
明らかに自分の好みが変わってきて
今では"小屋"みたいな家に住みたいと思ってます。
家の外と家の中が断絶しているんじゃなくて
なんとなくつながっている感じが好きみたい。
それでいて、暮らす人の美意識とか楽しみ(工夫)がつつましく
散らばっている、とまあ、抽象的なのですが
そういう"おうち"に今は憧れているワケです。

で、小池さんちもそういう"おうち"だと私は思いました。

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ままごとみたいに小さな台所。
台所の要であるガスコンロはなんとキャンプ用のものを使用。
普通の人が聞いたら驚くであろう、身軽な装備であります。
木枠の窓、てづくりのカーテン、作業台の板。
普通の人が聞いたらやっぱり驚くであろう、質素なもの。
でも私にとっては、ハッとさせられる美しい空間でした。
(ちなみに今は改装が進み、立派な?キッチンが完成しつつあります)

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二階、まりか姫(小学生の娘さん)の書斎。
窓から朝日がさしこむ。
もともと蔵なので窓にガラスがなかったが
最近、冬支度ということでめでたくガラスが導入された様子。
小池さんの"おうち"は、すこしずつ成長していくらしい。

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ふすまの破れたところを修正した跡と思われる、の図。
こんなのアップするなよ〜!って言われそうだけど・・・
言ってしまえば、ぼろかくし。でも、これを見た時、
センスのいい直し方をするなあ、って思ったんです。
もの(人間もそうだけど)はなんでもいつか壊れる。
壊れた時にどう処置するか。
この、ふすまの傷口を愛でる感覚。
汚くてもポイッとしないで一緒に居続ける感覚。
そして修繕を楽しむ感覚。
そういうことがひと目でわかる。

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そしてきわめつけは「お風呂」(自作)。
手前に見えるブルーの丸いものが湯船です。笑。
なんか、いろんなものを通り越して
異国情緒さえ感じさせる・・・。
農薬を入れる用のでっかいポリ桶?を
吉沢金物店で購入し、排水の工夫をして、
シャワーカーテンをつけて完成。
(ほかの工程はやや省略)
ザ・生活革命。暮らし方は自由なんだ、と
今までの常識を捨てて、開放していいんだと
教えられる。なんか、ワクワクしてきます。

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最後に食卓の図。
この日の献立はぎょうざ、こんにゃくのさしみ、
きんぴらごぼう、ごはん、みそ汁。
これがなかなかの門前通なのです。
味噌、しょうゆなど調味料は近所の老舗味噌やさんで購入。
こんにゃくは、知る人ぞ知る信州新町のこんにゃく。
私が7年とかかけて知った食材情報を
半年?とかで手に入れているこのひとたち、
タダモノではありません。

というわけで、今月末、小池さんの"おうち"が
カフェスペースとしてオープンします。
名前は「MAZEKOZE」(まぜこぜ)です。

私がひろったキーワードは童謡、アイヌ、縫い物、土壁、
そのほか、暮らしのヒントが見つけられます。

(あやこ記す)

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「長野・門前暮らしのすすめプロジェクト」のスタッフの毎日を綴る日記です。
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