「10月に入ったら座布団を持ってきてください」
娘の幼稚園からそう言われていたのに、忙しがってて用意できず、
10月も半ばになってから「さて、どうしよう」。

幼稚園のイスに合う、小さめサイズの座布団、
カバーは縫えるとしても、中身はどうしたら良いのだ?

そこで思い出したのが箱山さんの顔。
通称、しょうちゃん。
西之門町で代々営む「箱山ふとん店」の4代目です。

FaceBookを通じて箱山さんに質問してみました。
「30センチ角くらいの小さめの座布団はありますか?」
すると「カバーにゴム付きで作りますよ!」とのお返事。
わーい!
早速、多笑と一緒にお店へ行って、生地を選んできました。

座布団ができ上がるまでの1週間ほど。
散歩やクルマで箱山ふとん店のそばを通ると、
多笑が「あっちが箱山さんのお店だよね」と言うようになりました。

自分の座布団を作ってくれている人の顔とお店と街が、
多笑の中でつながったようです。

そして昨晩のこと。
箱山さんができたてふっかふかの座布団を、わが家に届けてくれました!

多笑が選んだ生地は赤ずきんちゃん柄。

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そして、はにかみつつもうれしそうな笑顔。

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中身の座布団は職人さんの手作り、
カバーは箱山さんのお母さんが縫ってくださったのだとか。

いろんな意味であったかい座布団が、
多笑のお尻をぬくぬくと包んでくれるでしょう。

(妻記)


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