生まれて初めて、「写真は楽しい」と思っています。

大学生の頃、課題をこなすため暗室にこもったこともあります。
最初の就職先では、自社施工物件の写真処理が仕事のひとつでした。
編集の仕事では、毎日のように写真に向き合っていました。

でも、自ら好んで写真を撮りたいとか、ましてや撮ってて楽しいとか、
思ったことはありませんでした。

思うような写真が撮れないから、ますます撮ろうとしない、
そんな悪循環の末、ずいぶんカメラから遠ざかっていました。

その私が、昨日は一日中子供たちにカメラを向けていました。

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夫が買ったなんとかいうレンズがとても良いです。

細かな設定は夫にしてもらって、私がいじるのはピント位置くらい。
それさえおぼつかない拙さながら、一時もじっとしていない子供たちを追いかけて
夢中でシャッターを切りました。

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写真を見ながら思い知ったこと。
ありふれた日常は、かけがえのない一瞬のくりかえしである、と。

きっと子供たちは、あっという間に大きくなってしまう。
ふたりの幼子に手を焼くかけがえのない今を、存分に楽しもうと思います。

(妻記)

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