「MYROOM的」、門前暮らしのすすめ。
どこに住むのか?で、住まい探しは違うはず。

住まいを新しく探すのは、通常、進学や就職が決まったタイミングということが多い。
「大学に進学するから、安いアパートを近くで探そう」とか、
「就職が決まったから、最寄りの沿線に引っ越そう」といった感じである。
どこに通うかが、住まいを選ぶうえでのポイントになる。
家では寝るだけで、便利で手のかからない部屋が好まれる。

一方、必ずしも一般的な進路を辿ってはいない人達は、
これとは、また違ったタイミングで住まいを探したりする。
「自分でアトリエを開きたいから、一緒に住まいも探す」とか、
「この街で子育てをしたいから、どこか住める場所見つける」とか。
所属先や職業ということより先ず、「暮らすこと」自体が目的となっている。
おのずと、周りの建物や住んでいる人が気になってくる。
自由に使えるとか、間取りがおもしろいことに人気がある。

住まい選びでの、この二つ。
選ぶのは人それぞれなので、どちらも好みだと言えばそれまでである。
ところがこれが、仲介する側にとっては全く違うのである。
どちらも「部屋」として比べると、その違いはわからない。
家賃や広さといった情報では、周りの街や暮らしぶりが見えてこない。
まして、人付き合いなんかは実際に住んでみないとわからない。
「こんな住まいがおすすめですよ」と言えるのは、
よっぽど街を知っているか人か、よっぽどのお人好しである。

長野・門前暮らしのすすめでは、担当者おすすめの住まいを紹介しています。
手間ひまかけ、おもしろい物件を、本人に代わって探しています。
本当は自分で住んじゃいたい物件ばかりです。
そんな建物なので、こんな人達にこんな暮らしをしてもらえたらと、
妄想したりしています。


(次回は、「誰と住むのか?」について)

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