台所に立つ妻の後ろ姿というものは、
結婚して何年経っても可愛らしくあってほしいものです。
まぁ、恥じらいをよしとする僕としては裸にエプロンとは言いませんが、
そっと抱きしめたくなるような後ろ姿を所望いたします。
しかし最近、義母が南木曽に伝わる「ねこ」なる防寒着をこしらえ、
妻はそれを着用したまま家事をこなしております。
元々はろくろを回したりするのに、袖や前身頃が邪魔になるということで
工夫された防寒着だそうです。
妻曰く「非常に軽くて暖かい、お布団背負ってるみたい」とのこと。
伝統的な防寒着を否定する気はさらさらありませんが、
しかし、結婚後5年も経たない新妻の後ろ姿としては、
あまりにも所帯染みていませんかね。
僕はどうしても「おしん」を思い出して
切ない気持ちになってしまうんですよね。
横から見るとこんな感じです。
いかがでしょうか。
まぁ、ここまでの文章を読んだ妻から、
「腹の出た夫に言われたくない」とキツい一言が浴びせられましたが。
(夫記)