何者にも侵されず、においすら寄せ付けない、
どこまでも白く滑らかな肌。
ホーローをこよなく愛しています。
結婚してから新たに買った食器類はあまりないのですが、
白いホーロー製品ばかりは少しずつ増えてきました。
ホーローは、鉄などの金属にガラス質の釉薬を施したもの。
熱に強い、熱伝導率が高い、酸や塩分に強い、においがつきにくい、
などなど、鍋や保存容器としての利点がいくつもあります。
わが家で最もその能力を発揮しているのは、
オイルポットとシンクポットでしょう。
オイルポットはディノスの、シンクポットは倉敷意匠計画室のカタログで見つけたもので、
どちらも野田琺瑯とのコラボ商品です。
オイルポットは、活性炭カートリッジを取り付ければ
揚げ物をした後のにおいや汚れをきれいに濾しとってくれるので、
新しい油を足しながら、繰り返し使えます。
シンクポットは、水切れが良く、ふたがあるので、
1日分のゴミをためておいても気になりません。
どちらもとにかく掃除がしやすい。
ベタベタもヌルヌルも、さっとひと拭きで落とせます。
そもそもホーローのガラス質の表面は、
雑菌の繁殖を防ぐので、汚れがつきづらいのです。
シンクポットを導入してから、ヌルヌルの温床である
あの憎き「排水口備え付けプラスチック製深型ゴミ受け」を駆逐できました。
こんなに優れものなのに、私が買い求めた時はすでに販売終了していて、
お店の方が自分用に取っておいた最後のひとつをゆずってくださいました。
倉敷意匠計画室さん、ホーロー製シンクポットをぜひ再販してください。
そして「排水口備え付けプラスチック製深型ゴミ受け」の掃除に苦しむ
世の主婦を救ってあげてください。
そういえばわが家のコンロもホーロー製です。
メンテナンス用に貼られたシールによると1995年取り付けとのこと。
15年以上経ってもこの白さ。
やっぱりホーローってすごい!
(妻記)