門前暮らし体験ハウス日記 

ふちがみとふなと(渕上純子)

2013年11月30日、ネオンホールのライブに出演し、宿泊させて頂きました。

体験ハウスに泊めていただくのは2度目です。
前回は一年前の夏で、風通しのよい二階建ての一軒家でした。

今回の体験ハウスは3階立ての鉄筋集合住宅。
ホテル以外の鉄筋の建物の、自分用の鍵を持つというのはなかなかない体験で、
それだけでも門前暮らし気分がたかまります。

泊めていただいた11月30日はかなり寒く、
ネオンホールにいる間じゅう、私たちはこっそり(ではなかったかも)
大きなストーブのそばに居りました。

一年、あるいはもう少し長い時間を置いて、
回数が重なってきたネオンホールでのライブは お久しぶりのほかに、
だんだんとりとめない会話も増えてきて 初めて来た時よりも少しずつ、
帰ってきたような感じが増えている気がしてうれしく、
またここに来たいなあ、会いたいなあと思う。

そうしているうち酔っぱらう人がいたり、
自分も眠くなったりして、家に。(体験ハウスに。)

鍵をあけ、灯りをつけ、ストーブをつけ、布団を敷いて ストーブを消し・・・
あたりまえのことばかりですが しんしんとした夜に、
このまちを満喫した気持ちになりました。

滞在させて頂いた時間はわずかでしたが体験ハウスだから感じられた
まちの空気があったと思います。
このような機会を提供し、続けてこられたまちも人も、すごいと思います。

また長野に、門前町に、ネオンホールに、いくぞう、と思いながら、
駅をあとにしました。


渕上純子

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※「ふちがみとふなと」さんの感想文
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