10月31日~11月2日の3日間お世話になりました。
私は東京の大学で建築の勉強をしていて、研究のために善光寺門前町を調査しにきています。
これまでも何度か訪れてきましたが、はじめて体験ハウスを今回の調査の拠点として使用させていただきました。
10月31日(木)
お昼前、高速バスにて長野駅に到着。思いの外暖かくて、着込んだ上に厚手のコートを着ていたので、うっすら汗ばむくらいでした。
門前ではナノグラフィカさんやマイルームの倉石さんなど、民間主導で空き家活用の取組みしていますが、前回調査に来た際に市からの補助金を利用して営業しているお店がいくつかあることが分かりました。
なので初日の今日は行政がどのような取組みをしているのかという視点で調査をしようと考え、まず市役所に向かい聞き取りをしました。
市役所ではまちづくり推進課と産業政策課の職員の方に対応していただきました(突然の訪問にも快く応えていただき、感謝しています)
聞き取りを終え市役所を後にして、ナノグラフィカで篠宮さんと待ち合わせ、体験ハウスの説明をして頂いてから、薪窯焼PIZZAのお店、TIKU-さんにインタビューに向かいました。
TIKU-さんではお店ができるまでのプロセスを整理させていただきました。
インタビューを終え、体験ハウスに帰ってきた時に気がついたことですが、この状況は、一人暮らしではないか!?
門前で経験するなんて、思っても見なかったのでなんだか不思議な気分でした。
晩ご飯を食べ、デザートに菓恋さんで買ったシフォンケーキを食べながら、研究のまとめ作業を。。そんな一日でした。
11月1日(金)
朝6時、善光寺さんの鐘が聞こえた!寺町の朝は早いなあという印象。目覚めは、山の向こうからあがってくる朝日の光を部屋で浴びれて、とても気持ちよかったです。
午前中は、長野市立図書館で資料収集。まちなかに図書館があるのってすごく便利で、平日の朝早くに行ったにも関わらず、利用されている方が多かったです。
ランチは、イタリアンレストラン「こまつや」さんで、パスタランチをいただきました。
前菜、パスタは言うことなしで美味しかったですが、さらに、ドリンクで「ティーソーダ」という紅茶の香りのする微炭酸のソーダを頼んだのですが、それがとても美味しかったー。おすすめです。またのみたい。
この「こまつや」さんも、元荒物雑貨店だった店舗をリノベーションして営業されているので、ランチを楽しむだけじゃなく、休憩時間にお話を伺うためにアポイントをとったりもしました。
午後は、「門前ながのまち学」という長野の魅力を発見できる体験型のイベントが門前町の各所で行われるというイベントの初日だったのでそちらに参加しました。
本当にたくさんのプログラムがありどれに参加するか迷いましたが、住宅を改修して羊毛雑貨を販売・製作の体験をしている「十糸」さんでフェルトボールつくりを体験。かわいいたのしい。
普段も、羊毛雑貨制作はお願いすればやってくれるそうなので、近くに住んだら好きなときに好きなものをつくりに行けていいな、と思いました!
体験をしながら、お店についてのお話も聞くことができました。
夜は篠宮さんのお誘いで、ナノグラフィカにて月に一度の「日本酒の会」に飛び入り参加しました。
一人暮らしだけど、一人じゃない夜、楽しかったです。
11月2日(土)
前の日にナノグラフィカでお借りした着物をきて、午前中は聞き取り調査で門前をうろうろ。
七五三で善光寺にお参りに来ている着物姿の親子連れがたくさんいたり、着物の似合う町だなと感じました。
昼食は、「まち学」のプログラムのひとつ「きもので楽しむ割烹ランチ」の参加店 柏楼さんで美味しいお弁当を頂きました。(このために着物を着たのです!) 参加されていたのは私以外は長野にすんでいる方ばかりで、長野のこと、門前のこといろいろとお話を聞けてとても楽しい時間でした。
昼食後は、こちらも「まち学」の一つ「アーケードの2階ぐるり」に参加しました。
案内人のMYROOMの倉石さんは、論文の調査でもたくさんお世話になっています。
私は空き家見学会は初めての参加でしたが、ただ空き家を見るだけじゃなくて、まちの歴史や建物の活用のアイディアなんかも交えて案内してくれる姿に
なるほど門前のキーマンだなあと感じました。
ぐるり終了後、KANEMATSUで京都の学生さんと一緒に倉石さんのお話を伺って、解散。新幹線を使い、帰宅。
ほかにも、ここには書ききれないたくさんの出会いがあった3日でした。
調査にご協力いただいた門前のみなさまに感謝です。
まだまだ論文執筆はこれからなので、今回の訪問を活かして頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
秋山菜保子
※柏楼のランチ(写真提供:秋山さん)