箱清水の区長さんのところに、
アンケート用紙の追加に出かけました。
雪の残る坂道をぽこぽことのぼって行くと、
なんで自分たちはこれをやっているんかなあと
ふと思いました。

古い家に住むのは思っているより面倒なことも多いよなあ。
この時期の凍結の心配や雨漏り、虫たちとの格闘、
長年たまったものが吹き出したり、傾いたり。

虫とか全然ダメだし、一押しでお湯が出て当たり前の
現代っ子の自分が、築100年のあの家と
何とか付き合っていけるのはどうしてなんかなあ。

確かに寒いような気もするし、基本的にほこりっぽくて、
ゆがんだ戸に鍵をかけるのも一苦労なんだけど、
まあこんなもんだと思って慣れたような気もするし。

戸隠に住むともだちが、連日の孤独な2時間以上の雪かきに耐え、
水道の凍結と戦い、それでもまだ戸隠に住んでいるのは
景色が綺麗だからちがうんかなあ、と言ってたことが
あたまをよぎります。

帰りにお駄賃の缶ジュースをもらって、
なんかそれだけでうきうきした気持ちになって、
なんか単純だな、簡単なことだな、
と思いました。

いろんな人のいろんな考えと、暮らし。
正解はない、ってことをかみしめて...。

(たまみ記す)


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