長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

置きギター

以前のブログで紹介したとおり、わが家のギターは2本になりました。しかし、家にギターが2本あっても活用しきれません。このいただいた2本目のギター、元々は、今はなきQUIKという音楽好きが集まる店に置いてあり、酔っぱらったお客さんが弾いていたとのこと。あれこれ考えた結果、1166バックパッカーズに「置きギター」をすることに決めました。僕が歌うため、というのはもちろん、ゲストが自由に弾いてくれるようにと。僕にこのギターを譲ってくれたYさんも賛同してくれました。そのように活用してくれれば嬉しい、と。guitar1166_anzai.jpg 僕がギターを始めたきっかけは、19歳の時に行ったタイ旅行でした。アユタヤの公園で、現地の青年がタイポップスを弾き語りしているのを僕は聞いていました。ひと通り歌い終えた後で、青年は僕にギターを差し出し、「何か日本の曲を歌ってよ」と言いました。僕は当時、まったくギターが弾けませんでしたので、結局、歌えずじまいでした。帰国した僕はすぐに楽器店へ走り、ギターを購入しました。その後、どこの国へ行くにも、お気に入りの何曲かの楽譜を持ってでかけました。次に「何か日本の曲を歌ってよ」とリクエストがあった時のために。旅の醍醐味はたくさんあれど、音楽もその一つだと思っています。その時、その場所に居た人にしか味わえない、かけがえのない時間をギターと歌声が与えてくれます。あのギターが、旅人たちに数多くの素敵な思い出を与えてくれますように。(夫記)