長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

祈り

僕は福島県福島市の出身です。福島市に関しては、今回の大地震により停電、断水、公共交通機関のマヒはあったものの、避難所を開設するほどの被害ではなかったようです。発生直後から両親に連絡しようとしても、電話はなかなか繋がりませんでしたが、今朝ようやく公衆電話からの電話で、初めて声を聞けました。けがなどもなく、今日から電気も復旧し、通常の生活に戻っているそうです。しかし、いわき市や仙台市の友人は避難所暮らしを余儀なくされています。仙台市若林区の友人は、自宅の50m先まで津波にもっていかれたそうです。自宅も浸水し、建て替えなければならないそうです。福島県の海沿いの街に住む友人は、未だ連絡がついていません。阪神大震災の時もそうでしたが、自分には何もできないことに心が痛みます。健康で、必要なモノに囲まれて、何不自由なく生活できている自分。しかし、会社を休むわけにもいかず、巨額の寄付ができるわけでもなく、そして医療や土木、電気などの特殊技術を持っているわけでもない自分。結局は、テレビにかじりついて心を痛めては、ただ、できるだけ多くの人の無事を祈ることしかできません。娘と善光寺さんへお参りにいきました。せめて、行方不明になっている人たちのすべてが無事でありますように、と。(夫記)