そういえばネオンホールも、元はと言えば空き物件を手作業で再生したんでした。ネオンホールといきなり言われても詳しくわからない人もおられるかもしれません。長野市権堂町の北端にあるライブハウス・小劇場で、1993年創業。建物は、恐らく昭和30年前後に建てられた木造二階建て。その二階部分がネオンホールです。自分が信大の学生だった時、思うところあって(でも深いことは考えずに)スタートさせました。この「門前暮らしのすすめ」のスタッフのうち、似顔絵に描かれている3人はこのネオンホールの運営メンバーとして出会いました。約7年ほど空き屋というか廃屋に近い状態になっていたところを、学生を中心とした仲間に手伝ってもらって綺麗にして、何とかオープン。とにかくお金が無くて、人が集まっても座る椅子さえなくて床にすわって話してたのを覚えてます。さすがに権堂の古い店舗物件だけあって、床を張り換えようと古い床板を剥いだら、下から5層ほどの床材が出てきました。数年前の外観。今もほぼこんな感じかな。右側の道をはさんで向かい側は田町。左の道を下れば権堂アーケード〜昭和通り〜長野駅。コンクリートの土台の上にいわゆる在来工法で建てられているのだけど、梁なんかの作りは戦前の伝統工法に近いような気もします。 って、この写真じゃわかりにくいか。写真はライブするゴーグルエース。ネオンホールはもちろん今でも変わらず営業してます。(清水記す)