長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

12/7〜12/25宿泊・横関薫さんの感想文

12月7日から25日までの2週間お世話になりました。
私は高校を卒業してから2年前までずっと県外で生活していました。長野産のモノ、長野産のヒト(善光寺界隈のおもしろそうな雰囲気?)を県外で見聞きすることがなぜだか多く、ちょうど仕事のタイミングも重なって気が付いたら俗に言う「Uターン」を果たしていました。今は市内の実家で暮らしてます。
“もんぜん”の存在は長野に帰ってくるきっかけのひとつだったこともあり、体験ハウスへの入居は願ったり叶ったりでした。とはいえ、実際不便そうなことも正直、多そう(なイメージ)です。将来結婚したり、もしくは年老いたりしたときに、きっと住まいを考えると思うのですが、そんな時”もんぜん暮らし”が実際の選択肢として考えられるか。今回試してみようと思いました。
結論から言うと「暮らせる!・・・たぶん!」という感じでした。
住まいは想像したよりずっと綺麗で快適でした。むしろ新築より、よく手入れされた美しさがありました。至近距離には善光寺があり、おしゃれなカフェやごはん処があり、雑貨屋があり、何より歴史ある街並みがあります。夜、旦那さん(仮想)とビールを片手にお散歩しても楽しそうだなぁと思いました。子供(仮想)がこの街並みの中で遊んだり、お祭りに参加したり、お餅をついたり・・・うんうん、それもいいじゃん、と思いました。年老いた自分(仮想)が昼間にのんびりしたりちょっと県外に足を伸ばしたりするのにも便利そうでした。
「たぶん!」と思ったのは、「駐車場がない」ということと「結構な寒さ」のためです。ただ、駐車場は月極めで近辺にあり、寒いのは「畳を剥がしてプチプチを敷く(=安い断熱材)」のでなんとかなるよ、と知り合いの方に教えてもらいました。
年上の方に「今もんぜんで暮らしてます」と言うと、もれなく丁寧にいろいろアドバイスをいただき、同年代や年下の子に同じことを言うと「おしゃれだね」と言われました。体験ハウスでの生活を終えた今、私にはこの反応がもんぜん暮らしのすべてなような気がしています。家を一歩出れば、有り余るほどの文化的な面白さがご近所さんには溢れています。そして、困ったことや不便なことがあったらご近所さんや知り合いの人に相談してみる。きっといろいろな知識や知恵や経験談で解決方法が見つかると思います。
いつかこの暮らしができる日が来ることを、今は楽しみにしています。
ありがとうございました☆
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※横関さんの宿帳