長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

12/31〜1/6宿泊・田村さんの感想文

12/31から1/6までお世話になりました。

長野市は、幼少の頃に何度か訪れた事があります。ふっと見上げると目に入る雄大な山並みが、心に大きく残っている好きな場所です。

去年の夏頃から、ぼんやりと長野への移住を考えるようになりました。
何度か足を運ぶうちに、体験ハウスの存在を知りました。
旅行とは違う、実際の暮らしをしてみて、
・自分はどんな事を感じるのか。
・長野の寒さを耐えられるのか。
・古い日本家屋での暮らしに適応できるのか。
そんな事を知りたくて利用させて頂きました。

12/31 大晦日

以前からお世話になっているゲストハウスの方々と一緒にお参りに行きました。振る舞いでたくさんの物を頂いたり、囲んでいるたき火が寒くないようにと、どんどん薪をくべて暖かくして下さったりなど…。あちこちで長野の人の思いやりに触れて、心が緩んで、満タンになって新年を迎えました。

1/4 金曜日

ナノグラフィカさんがやっている『空き家めぐり』に参加した時に仲良くなった、長野市在住の女の子と、鍋をする事になりました。彼女や彼女の友人が長野へ移住した人に声をかけてくれて、体験ハウスで女子鍋会をしました。初めて会う同士が何人もいましたが、すぐ打ち解けて仲良くなりました。

これ本当に、長野に来ていつも思う事ですが、とても自然に人と人がつながってて、そしてそれがなんだか優しいのです。この地の不思議な力というのでしょうか…。
門前の暮らしがしたいというのも、もちろんあるけれど、こうした『人のつながっていく力』に大きな魅力を感じて、移住したいなぁと思ってしまうのも本心ではあります。

女子鍋会ですので、内容盛りだくさんです。まず、三重からさんまの日干し焼き、名古屋から赤みそのどて煮、それからなぜかチーズフォンデュ!メインの鍋のシメはラーメン。そしてなんと手作りのスィーツ、ケーキと珈琲までありました。
体験ハウスのこたつに足を入れて、みんなで囲んでいると、おばあちゃんの家に帰って来たような懐かしさもあり、ほっとする気持ちになりました。
とても楽しい時間でした。

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1/5 土曜日

気温がぐっと下がりました。起きてふすまを開けると、窓の結露が室内で凍っているのを発見!初めて見ました。
日本家屋の寒さを体験しました。

 年末年始という事や、詳しく近所のお店の情報を知らないせいでもありますが、生活のちょっとした買い物でも、徒歩で権堂まで行かなくてはいけなかったりして、少し不便さを感じた点もありました。寒さの点も含め、こうした事は暮らしていく中で、自分なりの工夫でやっていけそうだ、と感じました。

移住をする前に、こういう事を実感できるのは、今後を考える上でとても助かります。そういう点でも、体験ハウスの存在は大変有難かったです。

楽しい年末年始を過ごす事が出来ました。今回は利用させて頂き、本当にありがとうございました。

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※田村さんの宿帳