12月4日まで「長野銀行長野支店」だった昭和通り沿い(新田町)の同じビルを別の角度から撮影した2枚の写真です。(上12月16日、下21日撮影)
このビルの解体工事の準備が始まりました。解体された跡地は、隣りにできた「長野銀行長野営業部」の駐車場になる予定です。
この2枚の写真、何かが違うのですが、何でしょうか?
下の写真では、長野銀行の赤い看板が外されました。でも、それだけではないですね。そうです、アーケードが撤去されたのです。
かつては権堂通りだけでなく、長野駅前から大門町までの中央通り(善光寺表参道)と、それと交わる東西の昭和通りの新田町交差点界隈の歩道の上には、アーケードがありました。
戦後にできたアーケードは、長野オリンピック前から撤去されていき、歩行者専用の権堂アーケードを除けば、現在まで、わずかに残っていたのが、この長野銀行と、もんぜんぷら座(旧ダイエー)の北側だったのです。その長野銀行の部分がなくなり、残すは、もんぜんぷら座北側の短い区間だけになりました。
アーケードという長野市の昭和のまちの面影が、この週末、また少し姿を消しました。
(小林竜太郎)