長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

048 社会の中で果たすお寺の役割

 善光寺から南に1kmほどの表参道沿いの町・問御所に引っ越して半年が経ちました。
 
 ご近所から物をいただいたり、区費を納めたり、・・・。おかげさまで、だんだんと住民らしくなってきました。
 また、嬉しかったのは、近所にある「しまんりょ」の名で親しまれている栽松院(曹洞宗のお寺)で、6月10日、コンサートがあったことです。
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 本堂内はいっぱいで、境内では子どもたちが遊びまわっていたのも、ほほえましい光景でした。
つれづれ精進茶和日記
 私の近所になると、開発が進みすぎて、リノベーションのしやすい物件も限りがあります。善光寺の近くとは、商店街も別々で、住民自治協議会なども別々になってしまいます。 でも、まちは一つにつながっていて、確かにここには、面としての門前町がずっとずっと、はるかかなたの昔からあることが感じられます。
 それは、お寺が今も生き続けているからです。
 善光寺の周辺には、とりわけ、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗のお寺が集まっています。
 かるかや山西光寺(北石堂町)は浄土宗で、「絵解きの寺」です。いつでも、竹澤住職夫人と副住職夫人が、絵伝を用いてお寺のいわれのお話「絵解き」をしてくださるお寺です。善光寺七福神めぐりも、ここから始められます。
 
 十念寺(西後町)も浄土宗です。袖山住職は、英文学者で、愛知県にある仏教系の東海学園大学の学長として、ご活躍されています。
東海学園大学学長メッセージ
 往生院(権堂町)も浄土宗です。本坊は、花咲町にあります。金子住職は、パドマ幼稚園(若松町)を運営されています。また、小説も出版されています。住職の奥様はヴァイオリニストで、花咲町のお寺でコンサートも開かれています。
 明行寺(権堂町)は、浄土真宗で、真宗大谷派です。柴田住職は、全国の真宗大谷派の宗議会議長をされています。副住職はブログを書かれています。
真宗大谷派明行寺 今月の法話とお知らせ
 西方寺(西町)は、浄土宗です。金子住職は、往生院の住職のお兄様で、日本におけるチベット仏教研究の第一人者です。
 他にも、いくつもお寺があります。それぞれで、地域に開かれた行事も行われています。
 
 仏教は、遠い存在ではなく、近い所にある。お寺が社会の中で役割を果たしていることが、善光寺門前町の誇りであり、これからも市民が一緒になって大切に育てていくべき文化だと思います。