西町上の区長・竹本さん。実は今回の「区長ききとり」のなかで一番最初にお話を聞いた区長さんです。 西町には質屋さんが一軒残っていますが古くは古着屋、質屋が並んだ町だそうです。今は静かな住宅地へと変わりつつあります。「このあたりは便利で静か。 歩いて買い物にも行けるし バスにのれば必要なところへ行ける。 今はだいぶお店が減ってしまった。 とくに”なになに屋”と、”屋”がつく 商店が減ってしまったことは残念。 商店は地元の人が育てる努力をする ことが必要なのかもしれません」西町上の世帯数は39。全体の約70%は65歳以上と高齢化が進んでいます。「このまちは、お年寄りのまちです(笑)。 けれど、昔っからここに住んでいる人同士だから 気心が知れていてトラブルなんかはほとんどない。 お互いのことをわかっているからねえ。」お年寄りが多ければ、お年寄りむけの行事をやる、ということで、二年前から町の公会堂で女性のおしゃべり会「お茶のみサロン」を実施。これはとても好評でなにやら盛り上がってらしいです。今後も続けていく方向とのこと。お年寄りのことを気遣う一方、区長は「若者がかえってくる環境づくりをするべき」とまちの未来についても考えをめぐらせています。そして最近ちょっとしたニュースがありました。空き家になっていた町屋を自ら改装しながらひとりの青年が暮らしはじめたのです。また、今まで外に出ていた若夫婦が帰ってきたというお宅もあります。「新しい人、若い人が来てくれるのは やっぱりうれしいよね」この新しい住人については追跡取材をしたいと思います!(あやこ記す)