参拝のお客さんに混じって木魚をポクポク。
ひたすら叩いていると、何分かに一度、みんなの叩くリズムがぴったり合う瞬間がありました。
人によって音の高さも微妙に違うはずなのに、ひとつの響きに聴こえる。
大きなうねりというか、かたまりの中に自分の音もちゃんと入っている。
自分がすごく小さくなって、どこか別の空間を漂っている感じでした。
なむなむ、と手を合わせてから立ち上がろうとしたら、すっかり足がしびれてしまい、腰が抜けた人みたいになってしまいました。
善光寺のお十夜、まだまだ続いています。
(みどり記す)