「写真とるならもっと早くこなくちゃ〜」
確かに・・・もう燃えてなくなりそうですね。
火の番をしているのは、このあたりで「宮司」と呼ばれている斎藤さん。
湯福神社はじめ近所の神社を一手に引き受けている神主さんです。
「今年は素直なメンバーがそろってるからかきれいに燃えるなあ」とか
「火遊びおしえちゃあ、いけねえよ」とか冗談を言いながら
町の人数人で、煙とススをかぶりながら火を見ています。
横では宮司さんの奥さんや上西之門町のおばあちゃんたちが
おしるこを食べたり、お茶をすすって、ただただ「おいしいね〜」と
和んでおりました。
実は私はあんこはあまり得意じゃない・・・のですが
こういう場で出て来たものってのは、好き嫌いを超えて
食べることができるから不思議です。
(ようは気の持ちようってことですね、笑)
あったかくて甘くて、ハフハフ言いながらいただきました。
「今年ももう一年、生きなくちゃいけないから
この火をよ〜く見ておこう」
来ていたおばあちゃんのひとりがそう言って立ち去る姿が
印象的でした。
(あやこ記す)