若松町の区長を訪ねました〜。
池田さんは「中国料理 杏林」の店主で65歳。
今年の春から区長の大役に抜擢されました。
区長の中ではバリバリの若手です。
お店は今年92歳になるお母さんが創業しました。
終戦を迎え、満州からひきあげてきた後、開店。
なんにもない状態からのスタートだったそうです。
「景気悪い、なんて言ってちゃ怒られますよ(笑)」
終戦後の、お母さんの苦労を知る池田さんは言います。
池田さんの話はユーモアがいっぱい。
スキがあれば冗談を言って、話をもりあげます。
あまりの高度なおやじ?ギャグについていけず私が放心していると
「なんてね、バカ言ってんですよ、ははは!」とご自分で
ツッコミを入れる始末。
お店では代々信州大学の学生さんたちがバイトをしていて
今もそれは続いています。
「若い人の目じゃないと活性化にならないよ。
若い時ってのはなんでもやるわけ。
自分たちのような年寄りの目でやっても
まちが発展するわけないよ(笑)。
若い人、欲のある、ガッツでもって
まちのことをどんどんやっていってほしい。」
よそ者、若者、に理解があるのは
300人?というバイトの学生さんたちの姿を見て、
育て、送り出してきたからなのかもしれません。
信州大学を、いや「中国料理 杏林」を卒業した学生さんたちは
今や、校長先生や教育関係のエラい人になっている人も
たくさんいるとか。これは池田さんの秘かな自慢でもあるのです。