昨日、多笑の七五三のお祝いをしました。多笑の着物は、夫の母からいただいたもの。義母は結婚の際に、仲人さんからいただいたそうです。夫は弟とふたり兄弟なので、仲人さんの娘さんが袖を通したあと、この着物は着られる機会がないまま、大切にしまわれていたのです。本来、3歳の女の子は、帯を結ばずに被布(ひふ)というベストのようなものを羽織るのですが、着物を生かして、手持ちの半幅帯を合わせました。やや小さめの着物も、つい丈ならぴったり。こちらも手持ちの組紐を帯締め代わりにして、なんとか格好がつきました。家からすぐそこの湯福神社へお参りしただけだったのですが、近所の方や通りがかりの方に「おめでとう」の声をかけていただき、多笑はうれしそうにはずかしそうに「楽しい…」とつぶやいていました。湯福さんのお向かい、洗濯屋ケンちゃんと。大家さんにもごあいさつ。善光寺さんへもお参りする予定だったのですが、多笑が「疲れた…」というので、早々に家へ帰りました。昨年から楽しみにしていて、前日にはシンデレラを読んで「明日は日本のおひめさまになる」と張り切っていたのに、家に帰るやいやな帯を解き、あっという間に七五三は終了。着物はお正月にもう一度着て、次は私の孫の代まで大切にしまっておこうと思います。(妻記)