善光寺門前町と防火水路〜世界に類を見ない「畳差し」〜
著者・古畑和男さんのはなしを聞く
西之門町出身の古畑和男さんが門前町の防火水路をテーマにした本を出版されました。
現在は安茂里在住、80歳。長野県建設事務所に勤務され、長年、建設部門の技術者として働いてきました。
10年ほど前より、生まれ育った門前町の防火水路の研究をはじめ、一冊の本にまとめられました。
たび重なる火災から町中にはりめぐらされたの防火水路。
緊急時に畳(たたみ)を防火水路に挟んで水をせき止め、水をくみ出して消火するという「畳差し」を、世界に類を見ない知恵と技だと指摘されています。
善光寺のお十夜の初日でもあるこの日、防火水路のお話とともに、日頃古畑さんが考えている”まち”のあり方などについてざっくばらんにうかがいたいと思います。
【日時】 10月5日(木) 17:30〜
【会場】 ナノグラフィカ
【内容】(古畑さんのレジメより抜粋)
1 善光寺防火水路について
著書で訴えたかったこと-遺産であること-
「思いあう心」「温故知新」
2 先進地に学ぶ
・善光寺、行政、地元(町)の役割
・中心市街地活性化とは 「若者の町(教育と医療)」
3 ”水路のまち”の使命と役割
・善光寺町とは
・拠点整備〜門前/権堂/駅前〜
テーマ「水の有り難さに学べ」「ビジターセンターの役割を」
【問合せ】ナノグラフィカ 電話026-232-1532
【協賛・協力】西之門町
◎席数が限られておりますので、できましたら参加申込のご連絡をお願いします。
◎善光寺のお十夜 19:00〜善光寺本堂にて法要、20:00〜善光寺大本願にて法話があります。
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西之門町・中村邸北の水路の様子
善光寺界隈には、よく見ると水路があちこちにあります。
用途としては防火水路だったとしても
町のなかを静かに水が流れている風景は
趣きがあって素敵だなあと思います。
この水路のことを思うと、
今までと違った門前町のイメージが浮かんできました。
この水路たちのルーツ?、そして門前町を知る
とてもよい機会だと思われます。
しかも話し手は、我らが西之門町の出身!
ということで、二重に楽しみなお話し会です。
ご近所、お誘いあわせの上、ご参加ください。
(あやこ記す)