長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

西方寺にも回向柱

_MG_8671.jpg御開帳始まって一週間、長野はなかなか天気に恵まれませんが、それでも連日、観光客で賑わっていますね〜。さすがです。さてさて善光寺の回向柱は有名ですが、実はその近くの、西方寺の「二尊極楽堂」にも回向柱があります。こちらはサイズは小さめですが、チベット風?の赤色のおしゃれな柱です。ダライ・ラマ法王が開眼した仏像と繋がっています。堂内には「観経曼荼羅瞑想回廊」もあります。数年前、チベットの仏師が西方寺に滞在して描いた仏画が、仏像の廻りをぐるりと囲む形で、飾られています。日本とは違う色彩感覚で描かれているので、眺めるだけでも十分楽しいですが、絵の説明に仏教用語が使われているので、お坊さんの説明を聞きながら観賞することをお勧めします。境内のお茶のみスペースでは、「バター茶」というチベットでよく飲まれているお茶を試飲することもできます。お茶を出してくれたおばちゃんに作り方を聞いたところ、煮出した茶葉にバターと塩を溶かして作るらしいですよと教えてくれたので、チャイのような味を想像していたのですが…いざ飲んでみましたら…想像を越えました。むこうの国は乾燥した気候らしいので、失われがちな脂肪と塩分をこれで補うんですって。近所で異国のお茶とカルチャーショックを味わえるのはなかなかのもの。善光寺に参拝の際には、ぜひこちらも立ち寄って、参拝と体験をしてみてくださいね。(はるな記す)