長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

なんということでしょう!

最近の西之門町はまさにリフォームラッシュ!!住居として使っている建物が古くなってくれば
何かと不便になってきて、リフォームするというのが自然な流れですね。
ですが、最近の動きをそれぞれ見させてもらうととっても前向きな外観の共通点に気がつきます。そんなこと考えるきっかけはたしか、3年前・・・。ふとん屋の北となり、Nさんのお宅からですDSC09820.JPG【↑リフォーム前】
【↓リフォーム後】DSC_6713.jpg
Nさんのお宅は完成当時
多くのお客さんや観光客に「お隣は何かお店でもはじめるの?」「ステキなお宅になったわねー」「細部までこだわりがあって、職人技が光る建物ですね~。」とても話題になりました。そして、最近完成した、ふとん屋の南となり、Sさんのお宅です。DSC_6692.jpg
【↑リフォーム後】画像が若干逆光で(カメラもヘタで)わかりにくいですが・・・。Sさんのお宅は、となりの蔵の壁と屋根の色にあわせて建物も同じ配色にして外観に統一感をだしています。そして、現在進行中のKさんのお宅です。DSC_6689.jpg
これからどうなっていくのかわかりませんが大工さんの様子や表情をチラッと見ていると建物の構造を活かしながら
作業されていて、今からとても楽しみです。自分の家ではありませんが・・・(笑)そしてすべて共通点は町の景観に合わせた外観のリフォームをされているという点です。家の中は知りません。それが和風だろうが、洋風だろうがそれは個人のプライベートなので・・・。ちょっと視野を広くこの門前地域を見てみると最近では重要伝統的建造物群保存地区【通称:重伝建(じゅうでんけん)】にしていき、これから先も善光寺さんを中心にこの門前周辺のエリアの景観を守っていこうとする動きがあります。ちなみにわが西之門町はその指定エリアにギリギリ入っていません。それでも誰に言われたわけでもなくこの町に住んでいる方がこの地域に寄り添って、リフォームのときに外観に気を使う姿って素敵だなーと思います。「本当はピンク色の外観にしたい!」という希望があるかもしれない(笑)それをすこし我慢して色を合わせたり素材を合わせたり
高さを合わせたり・・・。建物の外観は人間の顔と同じ。自分で自分の顔は見れないから結局、周りの人のもの。この地域においては自分さえよければ何でもいいという考えではないんですね。強制ではないですがだんだんとそんな雰囲気になってきた気がしています。『さあ、つぎは箱山さんとこだね!』そんな声が聞こえてきそうですが・・・本当にそうなれるようにもっとがんばります。↓画像は今か約35年前僕が小学校2年生のときのふとん屋の外観です。瓦屋根のこんな雰囲気に戻して白壁にしたいというのが僕の希望なのですが・・・。

(あっ、自動販売機とか看板は置きませんよ)旧店舗30年前_0004.jpg

本日の部長の一句

『明日はいよいよ西の門市、皆様の御来町お待ちしております!』

ありがとうございました!

西之門町青年部

部長 箱山 正一