長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

ジェームス・ブラウンと少女マンガ

東京で受けた試験があまりに出来が悪く、あまりにショックで、このまま神田で酔い潰れて路上で寝てしまおうかと思ってしまいましたが、とても楽しみなライブがネオンホールで行われるということで、居酒屋に入ることもなく、新幹線で長野に引き返してきました。本日デビューしたバンドは、その名も「ながはり朱実と劇団つきかげ」。ボーカルはその名の通り、信州が誇るアイドルイラストレーター・ながはりさん。キャッチコピーは「ジェームス・ブラウンと少女マンガの融合」。怪しげ極まりありませんが、ながはりさんの夫で、ボスタブなどのドラムを担当しているカモヒコさんがメンバーに入っているということで、きっと単なるコミックバンドにはならないだろう、と期待を膨らませ、夫婦でネオンホールに駆けつけました。いやー、へこんだ気持ちも吹っ飛びました。ファンキーなサウンドに乗せる歌詞は少女マンガの世界。キャッチコピーに偽りなし。ロリータファッション(?って言うの、あれ)に身を包み、「こんな茶番に付き合ってくれてありがとー!」とシャウトする、ながはり画伯40歳、二児の母。いやいや、茶番は茶番かもしれないけれど、最高の茶番ですよ。(終盤、寸劇みたいになってました)akemi_anzai.jpg人生、楽しまなくちゃ損だと思わせてくれる、そして音楽のチカラを感じさせてくれる時間でした。また、ながはり画伯の後ろで、フリフリのブラウスの胸にバラを差し(強制的に?)、しかしながら、いつもの表情でスティックを振るカモヒコさんが笑えました。こんな夫婦になりたいものだと思いながら、スタンディングオベーションを贈ったのでした。(夫記)