長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

レンズを買ってもらう。

僕は結婚してお小遣い制になって以降、大好きなカメラやレンズは視界に入らないようにしていました。欲しいものはたくさんあれど、機械音痴の妻の理解を得て家計から購入資金を得られることはないと諦めていたからです。もちろん、酒とタバコに溺れている僕にお小遣いを少しずつ貯金することは不可能です。結婚直前にデジタル一眼レフと一緒に購入したレンズは、予算の都合上、NIKKOR 18-70mm F3.5-4.5という、無難ながらも面白みのまったくないもの。銀塩時代に買い集めた多種多様なレンズ、カメラと比べると、撮影の楽しみも激減し、写真を撮る枚数も減っていきました。そんな折、ちょっとした夫婦喧嘩が収束した結果、妻から「3万円台までならレンズを買ってもいい」という言葉を引き出しました。妻の気が変わる前に、とスピーディーな決断を心がけつつ悩みに悩んだ結果、選んだのは、ダカフェ日記でも紹介され、人気を集めているSIGMA 30mm F1.4 DC HSM。F1.4なんて明るいレンズを使うのは何年ぶりでしょう。背景のボケ味がとても素敵なレンズです。薄暗いわが家の食卓でもISO400、シャッタスピード1/60秒でこの明るさ。taetomato1_anzai.jpg taetomato_anzai.jpgミニトマトでアンパンマンを演じる多笑と、そのミニトマトを頬張り笑顔の多笑。レンズ一つで切り取る世界はまったく違ってきます。写真を撮る枚数も増えそうです。(夫記)