冬に逆戻りしたような寒さですが、今日は桃の節句です。
春の遅い長野に住む私にとっては、旧暦の4月にお祝いする方がしっくりきますが、
娘のため、お雛様を飾りました。
このお雛様は、福島に住む義母の手作りです。
人形本体はもちろん、衣装や金屏風や飾り棚、
細かな持ち物のひとつひとつまで、丹精込めて作られています。
普段は私のやることすべてに手を出さずにはいられない娘が、
人形を飾り付ける間、隣で正座して静かに見ていました。
飾った後も、「くまちゃんに見せてあげる」と言って、ぬいぐるみを抱いたまま、
しばらくの間、静かに見つめていました。
(妻記)