長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

門前の子

「男はつらいよ」で、さくらが帝釈天の前を通り過ぎるたびに
そっと手を合わせる姿に美しさを感じ、
僕は散歩に出るたび、善光寺さんの前では手を合わせ、
そこかしこにある神社や祠では拍手を打っています。

それを娘の多笑は見ているらしく、
1歳10ヶ月にして「お参り」という言葉を覚え、
僕ら夫婦を真似て手を合わせるようになりました。

先日は西宮神社へ家族でお参り。
多笑もきちんと拍手を打っていました。

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しかし。
当然ながら、お参りの意味を理解しているわけではなく、
冷蔵庫やタンス、洗面台など、扉や引き出しがある家財道具の前で、
まず「かね、かね」と僕らにお賽銭を要求し、
「ちゃりーん」と言いながら扉や引き出しの隙間に
小銭を入れるふりをしてから拍手を打ち(どちらかというと神道のようです)、
「おまいり、した」とニコニコします。

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時には同じ家財道具が自動販売機になり、
「ちゃりーん、ぽちん、がたたん。ごくごくごく、ぷはー」とか言ったりします。

お参りの意味を理解するまでにはもう少しかかりそうです。

(夫記)