長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

桜姫、優雅?に舞う

9月14日、お隣のまち桜枝町で天神社のお祭をしました。縁あって、門前暮らしのスタッフと門研の希望者十人が獅子の奉納を手伝いました。_MG_3819 のコピー.jpg桜枝町区長(西源さん)のお宅の前にお神楽が停まって、お獅子が厄払い。 _MG_3890 のコピー.jpg蔦友?の社長さんのお宅にて。最後に獅子が頭を噛んでくれます。厄払いなのですが、大抵の子供はびびります。福太郎もそのひとり。_MG_4051 のコピー.jpg7時を過ぎたころ、メインの獅子の奉納が始まりました。獅子は桜姫という女の子で、名前からは想像しがたい器量の持ち主。頭は直径1メートル弱くらいあり、かなり重い。それを究竟な男たちが1人ずつ交代で担ぎ、道路をいっぱいに使って、右に左にジグザグと、桜枝町を練り歩くのです。外から見ているとこっけいな獅子の動きですが、獅子を担いだ高城さん曰く、「獅子の中は男祭り、密着度が半端ない」靴とズボンから判断して、「じゅんはりきってるな」とか「広瀬さんがんばってるな」とか、「守屋さんよれよれ」とか、大笑いしながら見ていました。休憩ごとにみんなの表情が見たくて、ついつい最初から最後まで同行してしまいました。_MG_4185 のコピー.jpg中盤になるとスムーズに交代できるようになり、今度こそもっとうまくやってやる!と意気込む一方で、疲れがたまって思うようにカラダ動かず・・・二時間半の珍道中、最後はヨロヨロになりながらもいざ終わりとなると、「まだまだ!」なんて思ったのではないでしょうか。天神社まであと少しというところで、わたしも獅子の中へ入りました。ずっしりと重い頭を腹で支えて、「うりゃ」「はっ」と、声で自分を励まして、二往復ぐらい?本人はかなりイケてるつもりでしたが、きっと「ヨタヨタぽろっ」みたいなかんじだったんだろうな。大のおとながヒイヒイ言いながら、みんなで肩寄せ合って汗を流す。まちの人もそうでない人も。なんだかとってもいい時間でした。今年「米寿」を迎える桜姫は、まちの人が手作りしたんだそうです。どおりで愛嬌あるわけです。そして・・・湯福神社のお祭りを最後に引退するそうです。知らなかった・・・。今回の縁が桜姫を「白寿」まで生きながらえさせてくれればいいのに。(たまみ・はるな)