「長野に万歳!!」
こんな変なタイトル付けましたがこれしか思いつきません。
教室が終った安堵感と、長野の人たちに対する敬意を込めて。
この前の土日は先週に引き続き長野の門前体験ハウスで鯛車教室を行いました。
先週始まったと思ったらもう2日間で終ってしまうという寂しさを感じつつ、
みんな黙々と鯛車をつくりました。
いよいよ紙貼りも終盤に入りましたね。
みんな真剣です!!
前回に引き続きまたまた小さな参加者が!!
紙でつくる鯛車を作ってくれました。
長野の子どもたちはみんな器用ですね
かなりペースが早かったので土曜日のお昼休みはギャラリーを見学したり、
人気のあるピザレストランへみんなで行ったり、午後はゆったり過ごしました。
ここの「金松」はもともとビニール工場だった蔵を
修復してカフェやギャラリー、建築家やグラフィックデザイナーが
オフィスをシェアしているとてもユニークな建物でした。
内装もすごくお洒落!
ちょうど作家さんが
切り絵展の準備をしているところでした。
夕方教室が終ってすぐにナノグラフィカで
「方言で聞く、日本のむかしばなし」を聞きに行ってきました。
こんなに楽しんでばっかりで教室はいったいどうなった??
子どももたくさんいたので「指あそび」など
先生の趣向を凝らしたワークショップが
とてもほんわかした雰囲気ですごく良かったです。
そのあとは長野のみなさんから歓迎会を開いていただけるということで
会場へ向いました。
行く途中にナノグラフィカ近くの雑貨屋「ロジェ」さんに立寄ると。。。
なんと、お店で鯛車づくり!?
実はこの方は教室参加者で、土曜日にお子さんが熱を出し
教室に参加できなかったため店番をしながら
鯛車を仕上げていました。すごい熱心!!
歓迎会の会場の「マゼコゼ」さんはギャラリー&カフェで
ワークショップやライブなど色々なイベントをやっています。
しかもここの旦那さん、自ら古民家を修復をしたそうですよ!
そして始まりました!さきほど聴いてきた昔話の先生やマゼコゼさんの
お友達などなど、たくさんの人たちが集まり盛り上がりました!
こんなご馳走、正月やお盆でも食べれません!!
さきほど紹介したロジェさんの旦那さんが
ケータリングをして下さりみんな大満足!
今回教室を開催していただいた方々、教室参加者の方々から
長野で活動しているお話をたくさん聞かせていただきました。
町の人たちとの関わり方、町に懸ける想いなどとても刺激になりました。
みんな同じ壁にぶつかって、その壁を少しずつ登っていって、
近道なんて決してなくて、続けて行くことが実を結んでいる。
長野のみなさんは私たちよりももっともっと先を走っていました。
しかもそれが無理をしていなくて、とても自然な形で
活動に結びついている。もともと町に住んでいる人たちと
新しく町に入ってくる人たちとの絶妙なバランス!
それもうまく間に入って支えている人がいるから成り立っている。
今回、長野に来れて、みなさんに出会えて本当によかった。
お腹がいっぱいで帰ったらすぐに寝てしまいましたが
次の日の朝はばっちり早起きでした。
シャワーをあびて善光寺に出かけました。
お寺に向うお坊さんがたくさんいて、身につけている衣裳も色々あって興味深かったです。
そして教室最終日、
前日余裕をこきすぎたため、少しみんな焦りながら進めました。
それはなぜかというと、
最終日の夜は善光寺がライトアップされる「灯明祭り」が
行われていて、そこに鯛車を引っ張りたいので
なにがなんでも間に合わせなければいけません。
果たして間に合うか!?
みんないよいよ色塗りに入りました。
緊張のロウ塗りです!
っと、そんな時に救世主が!!
巻の「鯛の宵」や表参道の教室を手伝って
くれている今井さんが東京から助っ人にきてくれました。
お子さんと一緒にきた今井さんは、ひたすらみんなの鯛車のタイヤにつける
竹クギを作ってくれました。8台分ですから64本も!!
そして終わると風のように去っていきました。
ありがとうございました。相当助かりました!
そして鯛車づくりは終盤を迎えます。
今回はおしえる側の私たちも一緒に鯛車を作りましたよ。
なぜか余裕の皆川さん(笑)
最後のヒレをつけて、、、
無事に完成しました!!
みんな完成度が高い!
急いで点灯式と記念撮影を済まして、
いざ善光寺へ!
「灯明祭り」はすでに始まっていましたが、なんとか間に合いました。
そして鯛車にろうそくをセットして引っぱり始めると、、、
どんどんまわりに人が集まってきました。
その数がものすごく多くて、たちまち人だかりができました。
撮影会が始まって、引っぱるどころではなくなりましたね。
それだけ長野の方たちに大人気!
もしかしたら東京表参道のキャンドルナイトより
人が多かったかもしれません。
イベント前日の金曜日に長野のテレビ番組で
鯛車が取り上げられたのも大きかったようです。
こうなったら見学者も連れてパレードを強行しました(笑)
みんな撮影しながらだったので速度はゆっくりでしたが
大勢の人を引き連れてのパレードはそれはそれでおもしろかったです。
予想通り、長野のまちに鯛車は似合いますね!
初めてきた土地に鯛車たちもイキイキと泳いでいたように思えます。
ただ新潟から持ってきた鯛車を引っぱるのではなくて
その土地の人たちの作ったオリジナルの鯛車を
引っぱるのがいいんですよね!
今回のイベントは大成功で終りました。
久しぶりに作ったMy鯛車。
気付いたらあっという間に終っていたように思います。
すでに次回も教室をやってほしいという声もありました。
私が一番うれしかったのは、教室に参加してくれて鯛車を完成させた
生徒さんたちがあかりの入った鯛車を引っ張っている表情が
みんな良かったことです。これは鯛車を作った人にしかわからないものです。
そして、別れ際に教室の4日間がとても濃い時間で
同じ部屋で過ごした時間が家族のようだったと参加者から
言ってもらえたことですね!
これからも鯛車をきっかけにどんどん人と人が繋がっていく
プロジェクトにしていけたらと思います。
ずいぶん長くなりましたが、
まだまだ伝えたりませんがそろそろこのへんで(笑)
長野のみなさん、本当にお世話になりました!
ありがとうございました!
※鯛車復活プロジェクト公式ブログより転載させて頂きました。
※講師:野口さんの宿帳
※講師:皆川さんの宿帳