長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

12/29,30宿泊・松澤ご夫妻の感想文

昨年末は大変お世話になり、ありがとうございました。

おかげ様で、素敵な空間で古風な時間を過ごすことが出来ました。
短い時間でしたが、体験ハウスでの生活を通して一昔前の生活をかじることが出来たのかなと思っています。

今の私の生活は車が中心になっていて、移動には欠かすことができません。
ここ長野も車がないと不便に感じてしまうことが多く、市全体の街の仕組みからして車中心にならざるを得ないのかなと思います。

ただし、体験ハウスでの生活で車をなるべく使わず、家から徒歩圏内の地域で日常の生活を営めたことで感じたこともあります。それは時間の体感速度が変わったということです。
自分の歩くスピードで日々の生活をする、朝に夕に善光寺さんから聞こえてくる鐘の音を聞いて、一日の始まりと終わりを体で感じる、それはすごく自然で心地の良い生活だなと思いました。

反面、古民家ならではの厳しさのようなものも学びました。それはやっぱり当然のことながら、現代の家に比べて寒いということです(笑)。床下の断熱がおそらく入っていないのか、部屋の上部は暖かいのに、床が冷えているという感じでした。それと、水やお湯の出が悪いかなと思いました。

感じたことをいろいろとあげてみましたが、善光寺界隈での生活の課題がやはりまだ解消出来ず、これから子供が生まれることを考えると、車や寒さはネックになるかなと感じています。ですので今すぐに生活を移すということは難しいのですが、やはりそこでの生活には魅力があり、かなり先のことになってしまうかもしれませんが、諦めずに考えていければと思っています。

最後になりましたが、おかげ様で貴重な体験をすることが出来ました。このような取り組みは、大変なことも多いかと思いますが、今後も是非続けて頂ければと思います。
ありがとうございました。

松澤

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※松澤さんの宿帳