長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

12.21おつかい

箱清水の区長さんのところに、アンケート用紙の追加に出かけました。雪の残る坂道をぽこぽことのぼって行くと、なんで自分たちはこれをやっているんかなあとふと思いました。古い家に住むのは思っているより面倒なことも多いよなあ。この時期の凍結の心配や雨漏り、虫たちとの格闘、長年たまったものが吹き出したり、傾いたり。虫とか全然ダメだし、一押しでお湯が出て当たり前の現代っ子の自分が、築100年のあの家と何とか付き合っていけるのはどうしてなんかなあ。確かに寒いような気もするし、基本的にほこりっぽくて、ゆがんだ戸に鍵をかけるのも一苦労なんだけど、まあこんなもんだと思って慣れたような気もするし。戸隠に住むともだちが、連日の孤独な2時間以上の雪かきに耐え、水道の凍結と戦い、それでもまだ戸隠に住んでいるのは景色が綺麗だからちがうんかなあ、と言ってたことがあたまをよぎります。帰りにお駄賃の缶ジュースをもらって、なんかそれだけでうきうきした気持ちになって、なんか単純だな、簡単なことだな、と思いました。いろんな人のいろんな考えと、暮らし。正解はない、ってことをかみしめて…。(たまみ記す)