長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

121 「出世大仏」で朝のおつとめ

 長野駅と善光寺の中間地点に、十念寺というお寺があります。
 正式には、紫雲山頼朝院十念寺(しうんざん らいちょういん じゅうねんじ)と言います。
 このお寺はその名「頼朝」から想像がつくように、源頼朝(みなもとのよりとも)が開いたと伝えられるお寺です。「紫雲」とは、善光寺参りに訪れた源頼朝一行に、紫の雲に乗って、西の旭山の方から阿弥陀様が姿を現したということ。阿弥陀様は、頼朝一行に十念を授けました。十念とは、「なみあみだぶつ」を十回唱えることで、善光寺でもお朝事に参加すれば、参拝者が一緒に唱えます。
 その十念寺の境内には、立派な大仏堂があります。中には金色に輝く大仏様が安置されています。1799年、正道(しょうどう)上人によって建立されました。1995年に修理が行われたので新しく見えますが、200年以上昔からの大仏です。「出世大仏」と呼ばれます。
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 その出世大仏で、この4月1日から、毎朝、朝の「おつとめ」が始まりました。7時30分から、どなたでも参加できます。
 
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 門前町のお寺で、法要に参加して、すがすがしく1日を始めてみるのはいかがでしょうか。(小林竜太郎)