長野・門前暮らしのすすめ

門前暮らし日記

10/13~19宿泊・小林洋文さんの感想文

10月13日から19日までお世話になりました。
1人で過ごすにはちょっと大き過ぎましたが、とても大きな家でゆったり、のんびりと過ごすことができました。
私は、市内の南部郊外に住んでいます。実家です。普段は、車と電車で1時間くらいかけて市内中心の仕事場に通っていますが、ここからだと歩いて25分くらいでしょうか。朝、善光寺さんに一拝して中央通りを下り、帰りは買い物をして通りを上がる、そんな日々でした。

 今回利用することになったきっかけは、13日と14日に権堂アーケード街で行なわれた、「権堂、昭和のまち」イベントの手伝いをしたことでした。「こんな施設があるよ」と紹介され、利用しました。普通なら、2・3日の泊まりですが、施設が「まちなか暮らしを体験する」ということだったので「1週間くらい」と話して使わせてもらいました。

 イベントでは、「縁日グルメ広場」に出店した「ヨーヨー釣り」や「スーパーボールすくい」、「射的」ブースの手伝いをしました。大勢の親子連れが来てとてもにぎやかでした。風船ヨーヨーを作るにもコツが必要で最初のうちは時間がかかりましたが、慣れてくると出来るようになりました。その代わり、指先はとても痛くなりましたが。こうしたお祭りも続けるのは大変だと思いますが、「また、あるといいな」と思いました。

 17日、この日は善光寺のお朝事に行ってきました。
6時頃、善光寺に行きましたが、すでに大勢の人が集まっていました。宿坊に来ていた観光客グループの人もいましたが、山門から本堂まで左側一列に並んで屈み込んでいると、上人さんが歩きながら数珠で頭を「ポン」と叩いていきました。その後は、本堂に入ってお参り。静かに読経の声だけが続く中、大勢の人が手を合わせて一心にお参りしていました。それはとても厳かな感じでした。帰りに、紅白のミニだるまを求めてきました。右目を入れて飾ってありますが、ご利益につながりますかどうか。

 最後の19日は午前中からお昼を兼ねて、管理人さんの案内で「ご近所まち歩き」と高野とうふを使った料理教室に参加しました。煮物の中に入っているイメージしか無かったですが、串かつや焼き鳥風にして調理しました。お稲荷さんと併せて美味しくいただきました。「良く、出来ました!星☆☆☆!」

 というように、短い期間でしたが、いろいろな体験をさせてもらいました。

生活面では、ご飯は「炊飯器」、掃除は「掃除機」、洗濯は「洗濯機」でという生活の中で、箒で掃いたり、雑巾掛けでの掃除もしてみました。ちょっと古めの住まいで、住宅を使うことに気を使ってしまった面もありますが、とても良い体験になりました。利用させていただき、ありがとうございました。

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*小林さんがかいてくれた宿帳