本日2013年11月18日、建て替えをしていた「長野信用金庫大門町支店」が再オープンしました。信濃毎日新聞には、大きな広告が載りました。
その広告によると、昭和18年(1943)、長野信用金庫本店が若松町の市役所内から大門町に移転してきて、3階建てだった建物はその後、5階建てのビルに建て替えられました。昭和53年(1978)に居町に本店が移るまで、本店として使われてきました。その5階建てのビルが、今回の建て替えで、2階建てになりました。
今ある、できるだけ多くの建物が残され、受け継がれてほしいものです。個人的には、重厚感のある5階建ての建物も好きで、建て直すことになったのには驚きましたが、機能も、景観も、もう今の門前にはふさわしくなくなってしまっていたのでしょう。
大門町には、建物の高さを15メートル以下とする高さ規制があります。善光寺を守るためでもありますが、規模を縮小することは、人口も経済も縮小する日本の将来の、身の丈にあった暮らし方のためにも必要です。
5階建てでも建てられるところ、長野信用金庫が階を減らしたことを、誇りにしたいと思います。
●私の「門前町・昔ものがたり」のブログ記事は、おかげさまで今回で100回に達しました。今後の更新は、ゆっくり目になると思います。
善光寺参り絵解き図制作プロジェクトにも、門前のことを書いていますので、よろしくお願いします。
(小林竜太郎)