2010年1月22日
1月22日(金)、待ちに待ったこの日、
デザイナーのナガオカケンメイさんと
建築家のみかんぐみ・竹内さんが長野にやってきました。
朝10:00に集合し、トークセッション後の交流会まで
まる一日かけて長野・門前町を満喫・・・
その様子をちょっとずつレポートします。


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10:00 D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO 集合
ナガオカケンメイさんの作品ということで
まずはD&D長野店にお邪魔しました。

今日のエスコート役ナノグラフィカのメンバーが
ゲストである二人に日程やコースの説明と相談。
もともとD&D長野店では、
長野駅のすぐ近くにあるという立地から
「トラベルカウンター」という提案をしています。
この日もまさにそんな流れに・・・。
実際にやってみるとこのコンセプトはあってるんだな〜って
感じました。

ケンメイさんが手がけているD&DEPARTMENT PROJECTは
全国で展開しています。それぞのの地方では、その地方らしさみたいな
ものが求められるけれど、長野店はほかの地域のお店よりも
その「らしさ」みたいなものが比較的早くしぼれてきてる
というようなことを言っていました。
理由としては「善光寺があるから」。
すでに観光化しているところは「らしさ」が出しやすいんだそうです。

やっぱ、善光寺なんだな〜とあらためて思いました。


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11:00 NHK長野放送局に到着

長野市!とかかれた、マイクロバスにのりこんでワイワイ移動。
「長野旅らしくなってきた!」とカメラマン・清水うれしそう。
続いて竹内さんの作品(しかも処女作)ということでNHK長野放送局を見学しました。

本人曰く、完成してから15年以上たったけれど、
今の時点でみる限り成功していると思う、とのこと。
「若気のいたりで、はずかしいところもありますけど(笑)」

竹内さんが最初にこの場所に来た時に感じたのは、
ビッグハットの異様なまでの巨大さと周囲の住宅地との関係性だったとか。
びかーん!とそびえたつ建物とひっそり並ぶ住宅地が断絶されていたので
それをなだらかにつなぐものとしてこの放送局のかたちを考えたらしい。

さらに放送局というものが
機能としてひとつながりの広いスペースを必要としたことから
地上に大きな建物を建てたくなかったので
全部地下にうめてしまおう!という作戦をとった。

ケンメイさんが
「一度にあれだけの人が働いている様子を見るのはすごいね」
と、ふと感想をもらしていたけれど
NHK長野放送局では、ひとつのフロアで局内のほとんどの人が働いていて
その様子がガラス張りの窓から一望(!)できるのです。
竹内さんが言う「成功」というもののひとつの要素です。


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11:45 城山の旧NHKに到着

旧NHKを見学した後、旧「蔵春閣」へ。
かつて結婚式場として使われていたという建物です。
2月に行われる演劇はここで上演されます。


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東山魁夷館、みたい!というお二人の希望で立ち寄りました。
その後、善光寺本堂~大勧進~仲見世通り~仁王門〜大本願へ。


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プロジェクトスタッフの本拠地?っていうか住まい?
ナノグラフィカの前。この後、よしのやさんでお昼ごはんを食べました。
ケンメイさんは味噌オムライス、竹内さんは味噌カツ。


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午後は門前町のまち歩き。
表の通りだけでなくこんな路地裏まで足を運びました。


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長門町、まぜこぜにて。


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17:00 善光寺大本願にてトークセッション開始
なんと!177人の参加がありました。質問なども多く出てよかったです。
っていうか、この仏間と二人の組み合わせがなんとも・・・おもしろい。


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19:30 ナノグラフィカにて食事、座談会
こまつやさんの料理を囲んで、ざっくばらんに門前について
語ったり語らなかったり。実り多き一日でした。

(あやこ記す)
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