皆様ご承知の通り、東北を震源地にした大地震によって、多くの犠牲者がでており、

原子力発電所の爆発や首都圏での計画停電など、いまだ予断を許さない状況が続いています。

また、長野県北部、中部でも地震が発生しています。

このような事態を受けて、3月27日に予定しておりました

長野の市民キャストによる東京での「長野バージョン・母アンナの子連れ従軍記」の上演を、

残念ながら中止することにいたしました。

主な中止理由として

１）余震が止まらず、近隣地域での新たな地震発生も危惧されています。

また、被災地にある原発の現状が大変不安定です。このまま公演を予定しても、直前になって

上京〜上演を諦めざるを得ない可能性が低くありません。参加者の安全に関して保障しにくい状況でもあります。

２）道路状況、公共交通機関の状況が不安定です。現時点でガソリン、電気などのエネルギー

や食料などの供給も不足しています。私たち市民キャスト〜スタッフが、長野から東京までを大人数で移動し、二日間に渡り東京に滞在して演劇を行う意義があるのか、疑問を感じる部分があります。

とても楽しみにしていた東京公演ですが、東京・長野がともに不安定な状況にあり、

不安を押して決行すべきではないと判断しました。ご理解いただけたら幸いです。

まだまだ不安定な状況が続いておりますが、お気をつけてお過ごし下さい。