お十夜話会 其の二 朗読のゆうべ〜ナイトサロン特別版〜
11月8日(月) 18:00〜18:50
会場:ナノグラフィカ
参加人数:8人
朗読:奥村女史
笛:まるさん
秋の二ヶ月、十日間にわたって行われる善光寺のお十夜会。
10月は浄土宗、11月は天台宗のご住職が本堂で読経をあげる。
その参拝に合わせて立ち寄ってもらおうと開催したささやかな話会。
11月は、ナノグラフィカで毎月行われている朗読の会「ナイトサロン」を
お十夜特別版として開催。
普段はコアな常連さんを中心に、ひそやかに行われている「ナイトサロン」ですが、
今回の参加者は、旅行中のドイツ人カップル(どうやら蕎麦屋と間違えて入ってしまったらしい)や、新聞記者、町でチラシを目にして来てみたというご婦人など、
ナイトサロンに初めて来た方がほとんど。
ロウソクのほのかな灯りのなか、語りは始まりました。
奥村女史の低くしなやかな語りと、
語りの要所で入る、まるさんの謎めいた横笛の音色。
今回は岡本綺堂の短編の中から、2話朗読してくれました。
夜、橋の上で物取りに遭う人々。襲われた人はみな
尖ったツメでひっかかれたような傷を負っている。
犯人は一体誰なのかーー。
疑心暗鬼になっていく人々の姿を、淡々と語っていく奥村女史。
終了後のヒトコマ。
ドイツから来た女性に、近くの食事どころを説明するたまさん。
英語の達者な奥村女史&まるさんも加わって、話に花を咲かせていました。