第5回 北信流講座
9月3日(金)18:00〜19:30
参加人数:6名
西之門町区長・北澤良洋さんを講師に、
古くから北信近郊に伝わる盃事「北信流」を学ぶ。
前回までのテキスト「鶴亀」に引き続き、
「高砂」という曲目を習う(宝生流)。
参加者どうし顔なじみになって、わきあいあい。
新しく登場した課題は「高砂」。
婚礼の席やめでたい時にうたうもので
いろんな「高砂」があるという。
前回までの課題「鶴亀」に比べ短くて覚えやすく、
今日、はじめて手にとった後、一度通して
すぐにひとりずつうたった。
いつも参加している丸山さん。
長野の家と大岡の田んぼや畑をいったり来たりして
暮らしている青年です。
「普段出さないようなやり方で声を出すのが気持ちいい」
とのこと。丸山さんの声はハリのあるよい声でした。
いちご大福みたいに、
あんこの中に巨峰が一粒入っています。
◎個人的感想
「きみの恵みぞありがたき、きみの恵みぞありがたき〜」
言うならば、たぶんこれがサビっていうものだと思います。
このサビの部分をうたうためにほかの部分をうたっている
という感じさえします。個人的には。
ところで、今回感じたことは「声」のこと。
最初の講座と違って、ひとりずつうたう場面が出て来たので、
みなさんがそれぞれどんな声をしているか知るようになりました。
シブイ声、高い声、ハリのある声、安定感のある声・・・
「みなさん、いい声なさってるな〜」。
これはもしかして「謡い」の効果なのかも?
言葉とか節まわしとかうたい方とか、
もしかしてどんな声でも様になるように
できているのではないか。
そんな風に思った夏の終わり、なのです。
(あやこ記す)